FC2ブログ















ほむら「身長が…」

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 07:31:48.23 ID:YOOknRo50


なんか凄い回数ループしたほむらのお話。


ほむら(また…目が覚めて、いつもの病院)

ほむら(そのはずなのに)

ほむら(どうしてこんなに背が高いのかしら)ホムーン

ほむら(確実に高校生ぐらいはあるわね。少なくとも巴マミより一回り以上に大きいわ)

ほむら(下手したら背が高い成人女性ね、これは)ペタペタ

ほむら(…ここはあまり変わらないのね、少し残念だわ)

ほむら(でもなんで身長が伸びたのかしら)

ほむら(カレンダーを見ても間違いなくワルプルギスの夜が来る1ヶ月前)

ほむら(何かこの現象が分かるものはないかしら…保険証とか持ってたかしら)ゴソゴソ

『保険証』

ほむら「あったわ…ん?」

~~~~~~~~
氏 名 暁美ほむら
生年月日 平成4年 ○月 ○○日
~~~~~~~~

ほむら「」


こんな始まり。
 ∧,,∧ 
(´・ω・`)<ロリマミとお姉さんほむほむという組み合わせから無限の可能性を感じる




2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 07:42:19.62 ID:YOOknRo50


ほむら(じゅ、じゅじゅ19歳!? 私が? 何で? どうして!?)

ほむら(落ち着いて、落ち着くのよ暁美ほむら…)

ナース「失礼します。暁美ほむらさん、起きました?」

ほむら「え、ええ」

ナース「今日は退院の日ですから、準備を忘れないでくださいね」

ほむら「…はい」

ほむら(まずは家に戻ってみましょう…それからよ)

―――

ほむホーム

ほむら(家は至って普通、近所の変化も変わりないわ。どうして私だけが…)

ほむら(19歳って…でも変身はできる。一体どういうことなのかしら?)

ほむら「ま、いいわ。目的は変わらないのだから。まどかと一緒の学校には行けないけれど」

ほむら(…この世界のまどか、ちゃんと中学二年生なのかしら)

ほむら「そういえば…もしそうだったらどうやって話せばいいのかしら。いつもみたいに話すことはできないわね」

ほむら「はぁ…私が私をイレギュラーと感じるなんて初めてよ」

ほむら(成長した体に不慣れ、なんてことが無いのは救いだけれども)

ほむら「…まずは動きましょう」

3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 08:00:17.93 ID:YOOknRo50


エイミー「~♪」テテテッ!

ほむら「捕まえたわ」 ガシッ

エイミー「なーお?」

ブオォォォン(トラックが通り過ぎる音)

ほむら「…気をつけないとダメよ。あなた、完全に気を抜いてたでしょう」ナデナデ

エイミー「なーお」

ほむら「ふふっ」

ほむら(いつも通りエイミーを助けたけど、本当にまどかは居るのかしらね)

まどか「あー、またさやかちゃんはそうやって言う!私そんな笑い方じゃないもん!」

さやか「絶対言ってるって!『ティヒヒ』ってよく笑うじゃん!」

ほむら「!(まどか…! それに、美樹さやかまで居るわ)」

まどか「あ、エイミー!」

さやか(うわ、凄い美人でかっこいい人…モデルさんかな?)

ほむら「…この子、エイミーって言うの?(ちゃんと中学の制服は着てるわね)」

まどか「私が名前をつけたんです。あの、お姉さんは?」

ほむら「え?」

まどか「エイミーって私以外にあまり懐かないから…ちょっと名前聞きたかったんですけど」

さやか「あー、この前私が触ろうとしたらガリッてやられたなー。痛かったんだぞー」

エイミー「なーお…」

ほむら「そう、私の名前は暁美ほむらよ。貴女達は見滝原の子?」

まどか「はい!見滝原中学2年生の鹿目まどかです!」

さやか「同じく!見滝原中学2年生、鹿目まどかの同級生の美樹さやかです!」

ほむら「ふふ、元気一杯ね(あれ…こんなに笑えたかしら、私)」

さやか「元気だけは人一倍ありますから!そういう暁美さんも綺麗ですよー。モデルとかやってるんですか?」

まどか「さ、さやかちゃん」

ほむら「いいえ、色んな意味でフリーよ」

さやか「嘘っ!? こんな美人を放っておくなんて暁美さんの周りは見る目無いなー」

ほむら「あら、そんなこと言ってくれるなんて…ありがとう、美樹さん」

ほむら(出会いによってはこうも印象が良くなるのね、美樹さやか)

まどか「あ、急がないと遅刻しちゃうよ!」

さやか「あ、ヤバッ」

まどか「暁美さん、私達急ぎますから、ごめんなさい!」

ほむら「いいのよ、遅刻しないようにね」

エイミー「なーお」

ほむら(…まずは大丈夫)

4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/07/21(土) 08:02:48.82 ID:mlZ5LLHAO


アラサーの俺よりデカいじゃないですかやだー

好きだ。

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 08:08:14.02 ID:YOOknRo50


ほむホーム

ほむら(…疑問がいくつかあるわね)

ほむら(何故私だけ19歳になってるのか、どうしてこうもまどか達と気楽に会話できたのか)

ほむら(後者はループによる影響にしろ、何故か美樹さやかも小さいから微笑ましいと思ってしまって…)

ほむら「…まぁ、いいわ」

ほむら(次は、QBを狙わないと)カチャカチャ

ほむら(巴マミと対立するのはあまり良くないけれども…)カチャカチャ

ほむら(それでも、巴マミという憧れの魔法少女とメリットしか話さないQBのコンビはいけないわ)カチャカチャジャコン

ほむら「待ってなさい、QB」ジャキン

ほむら(銃ってこんなに持ちやすいものだったのね)

ほむら「…?」

ほむら「盾が…?」

カチッ

ほむら「え!?」

ほむら「嘘、嘘、嘘!まだ1日ちょっとしか経ってないのよ!?」

ほむら「!?」

ほむら「なんで…!?砂時計に砂が入ってな――」

シュン

??「暁美ほむらが消えた?」

??「大変だ…これはまずいよ」

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 08:13:52.89 ID:YOOknRo50


ほむら「……」キョロキョロ

ほむら(ここは…河川敷?)

ほむら(見覚えがあるってことは見滝原だけれども…色々違うわ。一体何時なのかしら)

ほむら(それにどうして砂が消えてるのかしら。これじゃ時も)

カチッ

ほむら(時は、止めれた…? どうなってるの?)

ほむら(もうイレギュラーってレベルじゃないわね。これじゃあゲームのバグよ)

カチッ

ほむら(ちゃんと止まった時も戻る)

ほむら「…はぁ、どうなってるのよ、私」

ほむら(QBならこういう異変について何か知ってるのかしら…)

ほむら(まさか、今一番会いたいと思ってるのがQBだなんてね)

ほむら(なんだかんだ言って嘘も付かないし、話せば分かる存在は確かだわ。邪魔だけど)

ほむら「!」(魔女の反応…?)

ほむら(魔女から何か分かるかもしれない、行くしかないわ)

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 08:21:53.29 ID:YOOknRo50


ほむら「私の知らない魔女の結界…やっぱり別の時間の見滝原ね」

ほむら(未来か、過去か…どちらにしろ、状況は良くないわ。…居た!)

??「わ、わたしがやらないと…いけないんだから…!なにも怖くないもん!」

魔女「クヒヒヒヒヒヒヒ」

ほむら(小さい子が戦ってる、あの子も魔法少女)

ほむら(でも、見た感じあの子の力じゃ…)

魔女「クヒヒヒヒヒヒ グアアアァァァ!!」

ほむら(なっ、そのまま丸呑みにする気!?)

??「あ…」

ほむら「させないっ!」

カチッ

ほむら「まずは餞別よ。特製爆弾を受け取りなさい」ポイポイ

ほむら「通りがかりの人に時を止められて爆弾をぶつけられるなんて、貴女も運が悪いわね」

ほむら「さ、終わりよ」

カチッ

ほむら「散りなさい」

ドゴォォォン!

魔女「アアァァァァァァァァァ!?アアアアアアアaaaaaaaa!」

??「ひいっ…!」

ほむら「大丈夫よ、魔女は倒したわ」

??「…あ…お、お姉ちゃん、だれ?」

ほむら「魔法少女よ、貴女の先輩ね」

??「せん、ぱい?」

ほむら(金髪…それにこの顔は…)

??「…あ! あ、あの、助けてくれてありがとうございます!」

ほむら「いいのよ。…そうね、これもあげるわ」

??「え…これ、グリーフシード…」

ほむら「私はまだ大量に余ってるから。ほら」

??「す、すごい…」

ほむら(何回もループして余分に溜まったグリーフシードは反則よね)

ほむら「…さ、もらっておきなさい」

??「はい…ありがとうございます」

??(か、かっこいい…)

??「………」モジモジ

ほむら「…どうしたの?」

??「あ、あの!お名前教えてください!」

ほむら「暁美ほむらよ、貴女は?」

??「わ、わたしは…」

マミ「巴マミです!」

9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 08:25:39.10 ID:YOOknRo50


ほむら(…やっぱり。じゃあここは過去の見滝原ね)

ほむら「そう、マミちゃんね」(本当なら年上だけれども…今じゃ戻ってもちゃん付けできるわ)

マミ「あ、あの…!」

ほむら「何かしら、マミちゃん」

マミ「ほむらお姉ちゃんはいつから魔法少女やってるの!?」キラキラ

ほむら「……」(いつから、ね)

マミ「ほむらお姉ちゃん」

ほむら「ええ、魔法少女になったのは…大分前ね」

マミ「すごい!ベテランさんなんだね!」

ほむら「ええ、本当に…前から…」(…正確な時間なんて、もう分からないわね…)

マミ「…ほむらお姉ちゃん、どうしたの?」

ほむら「え、ああ、ごめんなさい。心配させちゃった?」

マミ「なんだか、とっても悲しそうだったから…」

ほむら「そう…ごめんなさいね。どうしても昔を思い出すと、悲しくなってしまうのよ」

マミ「そうなんだ、わたしといっしょだね」

マミ「わたしも、事故でお母さんとお父さん、死んじゃったから…」

ほむら「……」(巴マミはその時に魔法少女になったのよね…)

マミ(あ、あわわ。もっと悲しそうな顔に…)

マミ「あの! わ、わた、わたしの家に来ませんか!?」

ほむら「…あら、いいの?」

マミ「お礼もしたいんです。助けてもらったお礼と、グリーフシードのお礼!」

ほむら「じゃあ、お邪魔させていただくわ」

マミ「本当!? わたしの家、こっちなの!」

ほむら「こら、引っ張らなくても大丈夫よ…っとと」

マミ「えへへー早くいこ!ほむらお姉ちゃん!」

ほむら(本当に無邪気ね)

10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 08:32:33.44 ID:YOOknRo50


マミほーむ

ほむら「美味しいわ、いいショートケーキね」

マミ「わたしの好きなお店のケーキなんです」

ほむら「そうなの」(でも、巴マミが好きだったのはこのお店じゃなくてあのお店だったような…)

ほむら「私もオススメのお店を知ってるわよ、見滝原の」

マミ「本当ですか?」

ほむら「ええ、まるまるうまうまのお店なんだけど…」(結構な老舗だからきっとあるでしょうね)

マミ「そ、そんなところにあるなんて知りませんでした…」

ほむら「美味しいわよ、オススメするわマミちゃん」

マミ「今度、買ってみようかな…」ウズウズ

マミ(できれば…ほむらお姉ちゃんと一緒に…)モジモジ

ほむら「そんな慌てなくてもお店は逃げないわ…」ススッ(紅茶を飲む)

マミ「あ、紅茶はどうですか? 頑張って淹れてみたんですけど…」

ほむら「…アールグレイね。美味しいけど、正直に言うとまだまだね」

マミ「そうですか…難しいです…」

ほむら「よかったら教えましょうか?」

マミ「ほむらお姉ちゃん、できるの?」

ほむら「ふふ、見てなさい」(…ノリノリね、私)


―ほむほむ紅茶淹れ中―


マミ「…お、美味しいです」

ほむら「どう?この淹れ方のコツを知りたいかしら」

マミ「はい!」

ほむら「じゃあ、まずは面倒なところから…ジャンピングと言うのだけれども」


―ほむマミ紅茶淹れ中―


ほむら「…まだまだね」

マミ「む、難しいです…」

ほむら「大丈夫よ。何度もやってみること、そうすれば自然と慣れるわ」

マミ「むむう…」

ほむら「ほら、もう1回…今度は私も手伝うわ」

マミ「はい!」


11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 08:39:31.97 ID:YOOknRo50


ほむら「外が暗くなってきたわね」

マミ「あ…」シュン

ほむら「…えと」

マミ「か、帰るんです…よね…」シューン

ほむら(その表情と声は反則よ、巴マミ。帰っちゃダメって言ってるようなものじゃない)

ほむら(今はQBを探したいところだけれども、気配すら感じない)

ほむら(いつ時間跳躍が発動するか分からないから長居はしたくないけど…しばらくは、良いかもね)

ほむら(放っておけないのもあるわね、ほんと…この体になってからお姉さんっぽくなってきてるわ…)

ほむら「マミちゃんの家に泊まってもいいのよ、私は一人暮らしだから」

マミ「ほんと!?」パァァァァァ

ほむら(え、笑顔が眩しいわ)

マミ「あ、でもお着替えとかは…」

ほむら「その心配は無いわ」スッ

マミ「えっ、服がそんなところから…」

ほむら(収納としてはこれ、最高に便利なのよね、銃も入れれるし…)

ほむら「これには色々入れれるのよ、」

マミ「わぁ…!」

マミ「なんだかほむらお姉ちゃん。魔法少女ってより、魔法使いみたい」

ほむら「ふふっ、そうね」(19歳は絶対少女じゃないものね)

14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 08:55:01.38 ID:YOOknRo50


脱衣所

マミ(誰かと一緒にお風呂だなんて、とっても久しぶり)ヌギヌギ

ほむら(こんな子があんな胸になるのね、不思議だわ本当)ヌギヌギ

ほむら(それにしても浴槽が広いのね)ヌギヌギ

マミ「……」ジー

ほむら「…ジッと見て、どうしたの?」

マミ「…ほむらお姉ちゃん、大きいです」

ほむら(貴女に大きいと言われる日が来るとは思わなかったわ、色々と)

ほむら(胸に関してはあと数年経てば私のほうが言いたくなるわよ)

ほむら「マミちゃんは背は高いほうがいいのかしら?」

マミ「はい、ほむらお姉ちゃんみたいになりたいです!」

ほむら(残念だけど、それは無理ね。特に胸が)

ほむら「なれるといいわね。さ、冷えないうちに入りましょう」

マミ「はい!」

浴槽

マミ「あの、狭くないですか?」

ほむら「大丈夫よ、十分くつろげるわ」

マミ「……」ボーッ

ほむら(むしろ、私膝上に乗ってる貴女の方こそいいのかしら)

ほむら(…小さいわね、本当。丁度良い位置に頭があって)

ナデナデ

マミ「」ビクッ

ほむら(こうやって撫でたく…あら)

ナデナデ

マミ「あ、あの…?」

ほむら(…気づいたら撫でてたわ!?)

ほむら「ご、ごめんなさい」

マミ「いえ、いいですよ、むしろ…」

ほむら「……」

ナデナデ

マミ「…えへへー♪」

ほむら(…犯罪よ、そのかわいさ)

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 09:14:54.27 ID:YOOknRo50


ほむら(やっぱりお風呂上りが一番気持ちいい時間ね)

マミ「ほむらお姉ちゃん、お風呂のときみたいにもっと撫でてほしいです」

ほむら「はいはい」 ナデナデ

マミ「~♪」

ほむら(すっかり懐かれたわ、境遇からすぐに懐くのも無理はないと思うけど…)

ほむら「あら、もう10時」

マミ「……」ウトウト

ほむら「寝るのかしら?」(もう眠いのね、マミ)

マミ「一緒に寝たいの…」ギュ

ほむら(逃げることは絶対にできないわ。これじゃ時止めもできない。やるわね…マミ)

ほむら(…なんて冗談は置いといて)

ほむら「いいわよ、一緒に居てあげる」

マミ「…うん」

~数分後~

マミ「……」スースー

ほむら(あっという間に寝ちゃたわ)

ほむら(…初めて会った時は先輩だったけど、こんなことになるなんて思ってもなかった)

ほむら(とはいえ、かわいいマミが見れたからそこは喜ぶべきところね)

ほむら(…服の裾はガッチリ掴まれてるから、このまま寝ましょう)

ほむら「おやすみ、マミちゃん」

17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 09:33:56.35 ID:YOOknRo50


マミ「…んゅ…」

マミ「あれ、ほむらお姉ちゃん?」

マミ「ほむらお姉ちゃん、どこですか?」

カチャカチャ

マミ(…あれ、キッチンから音が)

マミ「…いい匂い」

~マミホームキッチン~

ほむら(朝早くから買い物できるお店があってよかったわ…)ジュージュー

ほむら(簡単なものなら私でも作れるし、マミも喜ぶでしょうね)

ほむら(うん、スクランブルエッグがいい感じに)

マミ「ほむらお姉ちゃん」

ほむら「マミちゃん、起きた?」

マミ「はい…何を作ってるんですか?」

ほむら「朝食よ、もうすぐできるから待ってくれるかしら」

マミ「…! はい!」パァァァ

ほむら(守りたいわ、その笑顔)

~数分後~

ほむら(トーストにスクランブルエッグ、ウィンナーにレタスとトマトのサラダ。基本ね)

マミ「わぁぁ…!」

ほむら「嫌いなものとかあったかしら?」

マミ「大丈夫です!」

ほむら「じゃあ」

マミほむ『いただきます』

ほむら(…美味くできたわ、うん)モグモグ

マミ「……うっ、ひっく」モグモグ

ほむら「!?」

ほむら「ど、どうしたの、もしかして美味しくなかった?」

マミ「…違います…ほむらお姉ちゃん、ひっく」

マミ「誰かと一緒に食べる朝ごはんだなんて…ひっく、久しぶりで…ぐずっ」

ほむら「……」

ほむら(マミは本当に一人ぼっちの時間が長かったのね…)

マミ「気にしないで…ぐずっ、食べててください…ううっ」

ほむら(泣いてる子を見て気にするなって無理があるわよ…)


ほむら(無事に朝ごはんは食べ終わったけれどもね)


19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 09:56:48.94 ID:YOOknRo50


マミ「……」ナデナデ

ほむら「落ち着いたかしら?」ナデナデ

マミ「うん……あ」

マミ「ほむらお姉ちゃん!」

ほむら「急にどうしたの?マミちゃん」

マミ「わたし、魔女があんまり倒せないんです…」

マミ「だから、強いほむらお姉ちゃんと一緒に魔女と戦いたいなって」

ほむら「そのぐらいのことなら…マミちゃんの戦い方も考えましょう」

マミ「戦い方?」

ほむら「ええ…マミちゃんの武器は何かしら?」

マミ「ええと…」ペカー(変身)

ほむら(…昔からずっと同じ衣装なのね。それを言うと私もあまり変わらないのだけれども)

マミ「このリボンと、この銃です。で、でもリボンも銃もあまり使えなくて」

ほむら「…銃はどうなのかしら」

マミ「ダメなんです、1回1回しか撃てなくて…」

ほむら「持って撃ってるのね」

マミ「え?」

ほむら「魔法で作ってるのでしょう? なら、魔法でたくさん出して、魔法でたくさん撃つといいわよ」

マミ「たくさん出して…たくさん撃つ?」

ほむら「そうね…あら? 反応が…」

マミ「魔女が…!」

ほむら「実際にやってみましょう、マミちゃんの好きなようにやってみるといいわ」

マミ「…はい!」

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 10:13:36.23 ID:YOOknRo50


魔女「LALALA~♪」

使い魔「~♪」

ほむら(大量の使い魔達と怪しく踊ってる、踊り好きな子だったのかしらね)

マミ「ひっ、い、いっぱい居ます」

ほむら「怯えちゃダメよ、ここからなら全部狙えるわ」

ほむら「できる分だけたくさん出して、全部あの場所に向かって撃つのよ」

マミ「…はい!」

ジャキンジャキンジャキンジャキンジャキンジャキンジャキン!

ほむら「!」

ほむら(少なくとも50以上はあるわ…この時からこんなに強いのね。流石ね)

マミ「えーい!」

ドォンドォンドォンドォンドォンドォンドォンドォン!

魔女「LALA―!?」

使い魔「―――!!」

ほむら「いい感じよ!」

使い魔「――! ――!」

マミ「つ、使い魔がこっちに!」

ほむら「マミちゃん!銃はただ撃つだけじゃないわ!」

ほむら(マミのようなマスケット銃は持ってたはず…あった!)

ほむら「こういう風に使えるのよ!」ドゴォ

使い魔「!?!?」

マミ「こ、こうですかっ!?」ドコォ

ほむら「ええ!」ドゴォドゴォ

マミ(そうだ、新しいの作れば叩いてる間に撃てるかも!)

マミ「やーっ!」ドコッドォン!

使い魔「!!!」

マミ(やった!)

ほむら「やるわね、マミちゃん」

マミ「う、うん!」

マミ(わたし、戦えてる!)

ほむら(成長も凄いわ。ベテランって言われて当然ね)


21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 10:27:58.96 ID:YOOknRo50


―――――

マミ「あとは魔女だけ!」

ジャキンジャキンジャキン―――!

マミ「やぁーっ!」

ドォンドォンドォン―――!

魔女「LAAAAAA―!」

マミ「あ、あれ、効いてない…?」

ほむら「魔女には小さいのじゃダメね、もっと大きい物を…」

ほむら(RPG-7あたりでいいかしら)

ほむら「撃ちこまないと!」

ドォーン!ヒュゥーン ドガァァァン!

マミ「きゃっ」

魔女「LALA!?」

マミ「大きいの、もっと大きいの…」

マミ(魔法だけじゃ小さいのしか…じゃあリボンも使えば!)

シュルルルル、ジャギン!

ほむら「!」

マミ(できた!)

マミ「あたってー!」

ドォォォォン!

ほむら(ティロ・フィナーレ…!)

魔女「LA―LA―...」

マミ「…や、やった。やったー!」

ほむら「す、凄いわね。マミちゃん」

マミ「違うよ、ほむらお姉ちゃんのおかげですよ!」

ほむら(…私、何かしたかしら)

マミ「いっぱい出していっぱい撃つ!魔女にはおっきいのどっかん!」

マミ「今度はリボンもたくさん使ってみたいです!」

ほむら「そう、でも、本当によくやったわね」ナデナデ

マミ「えへへー」

ほむら(…ワルプルギスの夜相手に大きな痛手を与えれるの、そういえばマミだけだったような…)

ほむら(ほんと、末恐ろしいわね。シャルロッテのように不意打ちな相手がいなかったら敵無しよ…)

23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/07/21(土) 10:50:26.26 ID:CbAc1Qubo


早速まどか空気になっててワロタwwwwwwwwwwwwww




ワロタ…

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 11:05:57.47 ID:YOOknRo50


ほむら(…そろそろ離れないと、時間跳躍が怖くなってくるわ)

マミ「~♪」

ほむら(こんな嬉しそうなマミに話すのも悪いけれども…)

ほむら「マミちゃん、あのお店はどうだった?」

マミ「凄く良かったです、ケーキも美味しそうだったし」

ほむら「…ねぇ、マミちゃん」

マミ「何ですか、ほむらお姉ちゃん」

ほむら「私、そろそろ帰らないといけないの」

マミ「え…」ガーン

ほむら(こ、心が痛い…)

マミ「も、もうちょっとだけ…ダメですか」

ほむら「…ごめんなさい」

マミ「…じゃ、じゃあ、また今度一緒にケーキでも食べたいです!」

ほむら「ええ、それなら」

マミ「…約束ですよ」

ほむら「…ええ」

マミ「絶対、絶対ですからね!」

ほむら「分かったわ。…またね、マミちゃん」

マミ「…はい!」

~~~~~

ほむら(マミと別れることはできた。少し心痛いけど…)

ほむら(そういえばこの時間のまどかはどうなってるのかしら)

ほむら(もしかしらこの時期からQBに…)

ほむら(…だとしたら危ないわ、今すぐに)

カチッ

ほむら「!」

ほむら「時間跳躍…!」

ほむら「なら、お願い…元の時間に戻して…!」

シュン

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/07/21(土) 11:06:38.81 ID:TYxa2lms0


よし、これで残るはQBだけだな

だけだな

27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 11:11:14.38 ID:YOOknRo50


ほむら「…ここは、自室?」

ほむら「時間も…戻ってる! よかったわ…」

??「暁美ほむら…よかった、戻ったんだね」

ほむら「その声は…QB!?」

QB「やぁ、暁美ほむら、背がかなり高くなったね」

ほむら「良いところに現れたわね…探す手間が省けたわ」ジャキン

QB「僕を倒しても無駄なのは分かってるだろう? それに『この僕』を撃っても無駄だよ」

ほむら「…どういうことよ?」

QB「それについては長い話と同時に君に謝ることになるんだ。それでもいいかい?」

ほむら「…ええ、今日は大丈夫よ」

QB「そうか…それじゃあ話をするよ」


QB「僕は、君と一緒にこの時間軸に来たんだよ」

28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/21(土) 11:11:44.92 ID:yggUQprSo

猛烈な勢いでマミフラグを立てたな19歳ほむらさんww
現在でのマミとの再会が楽しみですね。

30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 11:39:40.79 ID:YOOknRo50


ほむら「どういうこと?」

QB「君の能力の本質は時を止めるのと、時間遡航。そうだろう?」

ほむら「…! ええ…」

QB「実は前の時間軸でそうだと知ってから、僕はある手段に出たんだよ」

ほむら「…どういうことかしら」

QB「君は人間と触れて時を止めると、その人間も止まった時の中を動けるようになる。そんな感じの能力と聞いてね」

ほむら「ええ、そうよ」

QB「なら、時間遡航もそうだと思って、君に気づかれないように姿を消して…時間遡航する君に触れてたんだ」

QB「不安定要素しかないけれど、実験的な意味でやったんだ。運良く僕も一緒に時間遡航することができたけどね」

ほむら「…そんな、まさか。誰も居なかったはずよ」

QB「感情をエネルギーに変えて回収する技術を持つ僕たちだ、姿を完全に消すだけの技術なんて簡単さ」

QB「まぁ、契約の時には邪魔でしかないから普通は必要ないんだけど」

ほむら「完全にステルスなんて地球では最新技術よりも大きく進歩してる。けれど…貴方達なら普通にできると思えるのが悔しいわね」

QB「やっぱり君は僕達の事を少し理解してくれてるようで嬉しいよ」

QB「…と、ここで君に謝らなければいけない部分があるんだ」

ほむら「……」

QB「確かに暁美ほむらと一緒に、僕も時間遡航することができた」

QB「けれどもその時の弊害か、はたまた君しか時間遡航しちゃいけなかったのか…君の時間軸に大きな歪みができてしまったんだ」

QB「それと同時に、その影響も出てきてしまっている」

ほむら「時間軸の歪み? 影響というと…この体のことかしら?」

QB「そうだね、何故か君はまどか達よりも『大分前に生まれたことになっている』」

QB「暁美ほむらそのものの時間が歪んだことによって、そうなってしまったんだと思うんだよ」

ほむら「…その歪みはこの砂時計も影響してるのかしら」

QB「その部分も推測でしかないんだけど、その歪みのせいで『時間』と深く繋がっていたその砂時計がバグを出していると思うんだ」

ほむら「バグ…プログラムの不具合みたいなものね、正にそうだわ」

ほむら「砂がなくなったことによって、私の能力の中心である砂時計は使い物にならなくなったはず」

ほむら「けれども、何故か時は止めれるし、さっき時間跳躍な時間遡航も無意味に起きたわ。無事戻れたけど」

QB「君に話そうとした時、君が消えて本当にびっくりしたんだ」

QB「暁美ほむら、謝るよ。僕のせいでこうなったんだから」

ほむら「いえ、別にいいわ。その代わり…」

QB「分かってるよ、僕は君に協力するし、まどかにだって契約を迫らない」

ほむら「分かってるじゃない」

QB「責任は取るよ」

ほむら「…ということは、この時間軸にはあなたともう1匹の…」

QB「そうだね、僕がいる」

ほむら「…貴方のことはインキュベーターって呼ぶわ」

QB「区別化かい?ならインキュベーターって呼ばれたら返事をするよ」

ほむら(…話しやすいわ)

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 11:56:41.51 ID:YOOknRo50


インキュ「不思議だよ」

ほむら「何がかしら」

インキュ「今まで数多くの魔法少女を見てきたけど、能力に問題が生じるなんてことは初めて体験するんだ」

ほむら「…そうね、私の場合特殊な能力だったからかもしれないけど」

インキュ「『時間』というのは繊細だからね。最も世界に影響を与える部分だ」

ほむら「ええ…強く実感するわ」

インキュ「非常に興味深いから、君のその砂時計とかも調べたいところだけど」

ほむら「どうせ、結局分からないのでしょう?」

インキュ「痛いところを突くね、その通りだ。前例が無い分理解できる部分も限りなく少ないだろう」

インキュ「それでも僕は気になる部分があるんだ」

ほむら「…聞いてあげるわ」

インキュ「『時間』は繊細でありながらも、崩壊から直る力も物凄く強いという話もあるんだ」

ほむら「ええ、聞いたことあるわ」カチャカチャ

インキュ「もしかしたら、その定期的に起こりそうと予想した時間遡航も…」

ほむら「いつかは元に戻って正常になる…」カチャカチャ

インキュ「そうであってほしいよ」

ほむら「…メンテナンスはOK。とりあえず…明日ね」ガチャン

インキュ「明日は僕が君に襲われてまどかに助けを求める日だったね」

ほむら「ええ、イレギュラーがありすぎてどうなるか分からないけれども…」

インキュ「違う時間軸とはいえ自分を撃たれるのは遺憾だけど…仕方ないね」

ほむら(ここまで割り切れるのは感情がないからなのかしら…)

37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/21(土) 17:19:35.94 ID:sczizbD4o


でっかいほむら想像したらゴルゴみたいな体つきになった
まちがいなくこれのせいだ

102.jpg



38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/21(土) 23:39:54.23 ID:YOOknRo50


まどか「さやかちゃん、今日も寄り道?」

さやか「うん、恭介に聞かせるクラシックのCDを探すの」

まどか「あはは、恭介君愛されてるなぁ」

さやか「明日のお見舞いの時に新しいCDを渡したいんだ」

さやか「ということでまどか、行こー」

まどか「うん!」


CDショォーップ


さやか「じゃあ私は他の場所で探すから」

まどか「うん、いいの見つかるといいね」

メザメタコーコロハ

まどか「…あ、この曲いいかも」

ミーライヲエガクタメ

まどか「…~♪~♪」

…どか

まどか「…え?」

まどか…助けて、まどか

まどか「…誰、私を呼んでるの?」

助けて、まどか

まどか(あっちから…)

さやか「あちゃー、みつからなかったよ…あれ、まどか?」

さやか「ま、まどか?そっちは工事中だよ?まどかー!?」

―――

―工事中の場所―

まどか(…どこなの?)

まどか「ずっと助けを呼んでるの…あなたは…」

QB「助けて…まどか…」

まどか「あ、あなたは…?」

コツ、コツ、コツ。

まどか(誰か来る…!)

ほむら「……」(やっぱりもう来てしまうのね…まどか)

まどか「…え? 暁美…さん…?」

ほむら「……」(今までの経験からこれ以上は印象を悪くさせる…撤退どきかしらね)

ほむら(最悪、インキュベーターをぶつけてでも契約を止めさせる)

ほむら「甘い言葉に気をつけて」シュン

まどか「えっ?」

まどか「き、消え…た…?」

40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/22(日) 01:42:51.52 ID:AXRuF5wz0


さやか「まどか!ここは入っちゃだめでしょ」

まどか「あ、ごめんさやかちゃん」

さやか「…って、なにそれ、ぬいぐるみ?」

まどか「え、えっと…私に助けてって」

さやか「うわっ、傷だらけ…生きてるの?」

まどか「うん、だから助けなきゃ」

さやか「そっか、じゃあ早くここから出ないと」

まどか「確かあっちだったよね?」

さやか「そのはずなんだけどねー」

まどか(…暁美さん、何か変な服着てた。それに…け、拳銃も持ってた…)

まどか(な、なんなんだろう)

―――

さやか「あ、あれ?おっかしーなー。確か来た道を戻ったはずなのに」

まどか「ねぇ、なんかおかしいよ」

さやか「道が変…どうなってるのさ?」

まどか「なんか、どんどん変な場所になってるよ!?」

使い魔「――――」

さやか「変なのまでいる!?なに、本当にどうなってるのさ!」

まどか「さやかちゃん…」

使い魔「――――」

さやか「夢だよね?これは夢だよね!?いやあぁ!」

ドォン!ドォン!

まどか「…えっ?」

マミ「間に合って良かったわ、使い魔に殺されたらこっちも気が悪いもの」

さやか「…え?」

マミ「もう大丈夫よ、後は任せて」

43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/22(日) 08:54:41.57 ID:AXRuF5wz0


使い魔「――――!!」

マミ「その2人には触れさせないわよ」チャキ

ジャキンジャキンジャキンジャキンジャキン―――

マミ「この場に私が居る限り!」

ドォンドォン―――

使い魔「!?」

さやか「っ!」

まどか「…凄い」

マミ「2人とも、こっちよ!」

まどか「あ、はい!」

さやか「まどか、その子私が持つ!」

まどか「…うん、お願い」

―――

マミ「QB、傷だらけじゃない」

まどか「その子、QBって言うんですか」

マミ「ええ、私の友達よ。貴方達には見えるの?」

さやか「しっかり見えるけど…それがどうかしたんですか?」

マミ「なら…そうね、この話は後にしようかしら」

マミ「ともかく、今は魔女を倒さなければいけないの」

さやか「魔女?」

まどか「それって、なんですか?」

マミ「人間を襲う魔法少女の敵、かしらね」

まどか「魔法…少女…」

マミ「今この場所は魔女の領域、私たち魔法少女以外はここにいるのは危ないのよ」

使い魔「―――!」

まどか「…きゃぁ!?」

マミ「甘いわっ!」 ジャキン!ドォン!

使い魔「!?!?」

マミ「…こういうことよ」

まどか「……ぁ」

マミ「なるべく私から離れないように、ね。襲われちゃうから」

さやか「は、はい!」

44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/22(日) 09:15:07.23 ID:AXRuF5wz0


薔薇園の魔女「――――」

さやか「なに…あれ」

まどか「…大きい」

マミ「あれが魔女よ」

薔薇園の魔女「―――♪」

マミ(薔薇…綺麗とは言いがたいけれど)

マミ「でも、容赦はしないわよ。まずは食らいなさい」ジャキン

ドォーン!

薔薇園の魔女「――!」

まどか「や、やった!」

シュルシュル

マミ「え、きゃっ!」

さやか「ああっ!?」

ビュン!ドガァ!

マミ「…くっ」

さやか「だ、大丈夫ですか!?」

マミ「……ふふ、平気よ」

マミ「こんなので倒れる魔法少女じゃないわ」シュル

マミ(私の武器は…)

ヒュン!

マミ(銃とこのリボン!)

まどか「切れた!?」

さやか「やった!」

薔薇園の魔女「!」

マミ(これなら拘束するまでもないわね)

マミ「速攻で片付けさせてもらうわ!」シュルルルルジャキン!

マミ「ティロ・フィナーレ!」

ドォン――――!

薔薇園の魔女「!?!?―――……」

マミ「…これで安心ね」

さやか「でっかい銃がドッカンって…」

まどか「…すごい」

45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/22(日) 09:51:27.46 ID:AXRuF5wz0


さやか「うおっ!変な空間から元に戻った!?」

マミ「魔女が倒されたから、魔女の結界が消えたのよ」

さやか「今までの変な景色は魔女の結界の中だったからなのかー」

マミ「ええ、とにかく現実味のない光景が多いわ」

まどか「そうなんですか。…あの、その」

マミ「…あら、まだ名乗ってなかったわね」

マミ「私は巴マミよ、魔法少女をやってるわ」

マミ「あなた達は制服を見ると見滝原中学校の生徒なのね」

まどか「はい、2年生の鹿目まどかです」

さやか「同じくっ、2年生の美樹さやかです!」

マミ「ふふ、奇遇ね。私は3年生なの」

まどか「わわ、先輩だよさやかちゃん」

さやか「こりゃ意外すぎてさやかさん何も言えないなー」

マミ「私以外にも魔法少女はいると思うわよ?」

さやか「それ聞くと色々知りたくなっちゃいますね」

マミ「ふふ、それと…QBを助けてありがとう。鹿目さん、美樹さん」

まどか「い、いえ、むしろこっちの方がマミさんに助けてもらったっていうか…その…」

マミ「いいのよ、人を魔女から助けるのは魔法少女の役目だから」

マミ「…さて、QBの傷を治してあげないといけないわね」

まどか「治せるんですか?」

マミ「ええ、私は回復できる能力も持ってるのよ」

さやか「凄いなぁ、ゲームの魔法使いみたいですね」

マミ「そんな風にも捉えれるわね、こうして…」ホワァァン

まどか「傷が治ってる!」

QB「…ありがとう、マミ」

さやか「しゃ、喋った!?」

QB「喋って何がいけないというんだい?」

さやか「そういう訳じゃないけど…」

QB「ならいいじゃないか」

さやか「…ぬぐぐ」

47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/22(日) 11:48:30.00 ID:AXRuF5wz0


まどか「QBはどうして傷だらけだったの?」

QB「何故か僕を狙う人に攻撃されてね、それで傷だらけだったんだ」

まどか(まさか、暁美さんが…そんなはずないよね。だってあんなに優しそうな人…)

さやか「それってどんな人?QBを狙うヤツって」

QB「名前は分からないけど、黒い髪の人だったね。的確に攻撃してきて恐ろしかったよ…全く」

さやか「ふーん」

マミ「敵かしら…」

QB「攻撃してくる理由とかは分からなかったよ、ずっと黙ってたから」

まどか「……」

さやか「まどか?」

まどか「あ、ううん。なんでもない」

マミ「ねぇ、QB。鹿目さん達もあなたが見えるって事は…」

QB「勿論、彼女2人は魔法少女になる素質があるよ」

まどさや『えっ?』

QB「しかも2人とも、十分な素質があるようだ。強い魔法少女になれるかもね」

さやか「え、そ、そう?」

まどか「私、マミさんみたいに強い魔法少女になれるの?」

マミ「きっとなれるわ。でも、そのためには強い魔女と日々戦わなければならないの」

さやか「あー…そうだよね、魔法少女になって楽に生きる選択肢はないかぁ」

QB「君たちならきっと大丈夫だよ」

まどか「そうかな?」

QB「ああ、2人ともさっき言ったとおり強い魔法少女になる素質はあるからね」

QB「それに」

QB「僕と契約して魔法少女になってもらう代わりに、願いを1つだけ叶えてあげるよ」

まどか「願いを…」

さやか「叶える!?」

QB「そう、どんな願いでも叶えてあげるよ。どうだい?」

さやか「願い…願いかぁ…うむむ」

マミ「ふふ、すぐに決めることじゃないわ」

QB「そうだね、今じゃなくても願いが決まった時ならいつでも魔法少女にしてあげるよ」

まどか「…願い、かぁ」

まどか(こんな私でも、人を助ける魔法少女になれるのかな…?)

48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/22(日) 12:08:49.54 ID:AXRuF5wz0


ほむホーム

インキュ「やっぱりマミは流石だね。…あの魔女に倒された時はビックリしたよ」

ほむら「人間の油断ってそういうものよ、常に気をつけていれば大丈夫」

ほむら「けれども、気をつけていなくても大丈夫ってことに気づいてしまうと次第にそうなって…」

インキュ「それで、失敗する。君たち人間はいつもそうだね」

ほむら「…癪だけど、それについては反論できないわ。私だってそうだと思うから」

インキュ「それで、次はどうするんだい? 確かマミがやられる魔女が出てくるはずだろう?」

ほむら「今回は接触を避けるわ」

インキュ「どうしてだい? マミを助けるんじゃ…」

ほむら「正確に言うと、マミ…巴マミがやられるまで接触は避けるのよ」

ほむら「この時間帯では分からないけれど、イレギュラー要素が多い今、あまり接触するべきではないわ」

インキュ「なるほど、一理あるよ」

ほむら「それに私の能力なら…分かるでしょう?」

インキュ「君なら一瞬でマミを助けれるね」

ほむら「そういうことよ」

インキュ「本当に便利だね、その能力は」

ほむら「裏を返せば時を止めたりするような魔法しかできないから、銃とかを仕方なく使ってるのよ…」

ほむら「巴マミ、佐倉杏子のような直接的な力の方が使いやすいと思うわ」

インキュ「便利でも欠点はあるんだね」

ほむら「欠点だらけよ、色々と」

ほむら(…とはいえ、美樹さやかが心配だわ。巴マミが来るより先に先回りしてようかしら)


51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/22(日) 22:11:41.52 ID:AXRuF5wz0


ほむら(お菓子だらけの景色…見慣れたものだわ)

ほむら「本当にこの景色は嫌ね」

使い魔「―――」

ほむら(鬱陶しいわ)パァンパァン!

ほむら(確か美樹さやかは最深部あたりにいるのよね…この魔女だから生きているって感じかしら)

ほむら「それでも急ぐ必要はあるわ、なるべく早く…」

~~~~

さやか「マミさんに隠れてなさいって言われたけど…しかし、凄いなぁ」

さやか「まるで御伽噺のお菓子の国…」

さやか「こんなのでも魔女の結界内なんだよね、夢でも見てるみたい」

使い魔「―――」

さやか(ヤバッ、バレる)サッ

さやか「………」

さやか「……」(大丈夫かな)ソーッ

使い魔「―――!」

さやか(あっれー、絶賛凝視中でした!さやかさん大ピンチ!?)

使い魔「―――!!」

さやか「うわ、こっちきた!に、逃げなきゃ…」

さやか「なんでそんなに速いのさ!」

さやか「だ、誰か助けてよ!」

カシューン!

さやか「……あれ?」

さやか「…本当に誰か助けてくれたの?」

さやか(だとしたらどこに居るんだろう…)

使い魔「――!!」

さやか「うわわ、まだいっぱいいる!?」

カシューン! カシューン! カシューン!

さやか「!」(また!?た、助かったけど…)

さやか「あ、あのー。誰か居るんだったら返事ぐらい欲しいです!」

さやか「……」シーン

さやか(守られてる、ってことは確かなのかな…)

―――

ほむら「……狙撃銃は便利ね」

ほむら(対人狙撃銃[M24]、案外いいじゃない)

ほむら(だけど先に来ててよかった、予想通り使い魔に襲われてるとはね)

ほむら(来てなかったと思うとゾッとするわ)

ほむら「…そこね」 カシューン! カチャッ

ほむら(身長が伸びたせいで凄く撃ちやすい…)

53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/23(月) 00:04:57.86 ID:wAKZCcZv0


まどか「さやかちゃん!」

マミ「大丈夫だった?美樹さん」

さやか「あ、うん。大丈夫だったよ」

マミ「変ね、最深部なのにやけに使い魔が少ないわ」

さやか「…そのことについてなんですが、さっきから誰かに守られてるようなんです」

マミ「誰かに?」

さやか「はい、変なのに襲われても助けてくれるんですけど…姿は見えないんですよ」

マミ「魔法少女なのは間違いないと思うけど…怪しいわね…」

マミ「聞こえてるかしら!美樹さんを守ってくれたのは感謝するけど、魔女を狩る邪魔をしたら容赦しないわよ!」

シーン…

さやか「私が叫んでも何一つ返事をしてくれませんでしたよ」

マミ「邪魔にならないのなら、それでいいわ」

まどか「!」(…嫌な予感がする、どうして?)

マミ「さ、2人が見守ってくれてるんだもの。いつも以上に張り切るわよ」クルクルクルクル

マミ「踊る準備は大丈夫かしら?」シャキン

54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/07/23(月) 00:29:17.78 ID:8DDIe0y5o


マドカー!

55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/23(月) 00:36:58.74 ID:wAKZCcZv0


マミ「ウーノ、ドゥーエ、トレ、クアットロ!」ドォンドォンドォンドォン!

マミ「チンクエ、セイ、セッテ、オット、ノーヴェ!」ドォンドォンドォンドォンドォン!

マミ「数が多くなってきたわね、まとめて行くわよ!」

マミ「ティロ・ボレー!」ドドドドドドン!

使い魔「――! ――…」

マミ(まだ居るわね)

マミ「逃がすと思って?」シュルルル、ジャギン!

マミ「ティロ・フィナーレ!」

ドォォォォォォォォン!

さやか「うひゃぁ…前の時より凄いよ」

まどか「……」(大丈夫かな、マミさん)

マミ(後輩が見ているもの、それに…)

~~~回想~~~

魔女の結界内

まどか「…あの、マミさん」

マミ「どうしたの?鹿目さん」

まどか「私、昔から才能とかもなくて、みんなに迷惑かけてばっかりだったんです」

まどか「でも、それが嫌で…でも、マミさんは誰かのために戦ってるのを見て…」

まどか「QBに強い魔法少女になれるって言われた時、自分もマミさんと同じことができるって思うと…嬉しくて」

マミ「大変よ?魔法少女は」

まどか「それでも、マミさんのようになってみたいって」

マミ「…でも、私はあなた達には魔法少女になってほしくないと思ってる」

まどか「…どうして?」

マミ「昔ね、私が魔法少女になって間もない頃…私は死にそうになったわ」

まどか「えっ?」

マミ「その時の私はまだ弱くて、魔女と戦ったときに、そのまま魔女に食べられてしまうかと思ったのよ」

マミ「でも、助けてくれた人がいたの」

まどか「…その人も魔法少女だったんですか?」

マミ「ええ、出会って、一緒に居たのはほんの僅かな時間だったけどね。とってもかっこよくて、とっても優しくて…」

マミ「それに戦い方だって、コツだけだけど教えてくれたの」

マミ「あの人が居なかったら、きっと私はここには居ないわ」

マミ「本当はそんな危ない世界よ、魔法少女の世界って。とっても怖いの」

まどか「……それでも」

まどか「それでも、私。誰かを助けるために魔法少女になってみたいって思うんです」

マミ「…そう。鹿目さんの気持ちは分かったわ。でも、焦って決めてはだめよ?」

まどか「…はい!」

~~回想終了~~

マミ(思いを伝えてくれた鹿目さんに、魔法少女のかっこ悪いところ見せてあげられないものね!)

58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/23(月) 02:08:18.49 ID:+/reyJLRo


おねロリの憧れ再会いい…
超萌える

59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/23(月) 02:15:30.50 ID:wAKZCcZv0


マミ「…魔女は…」

お菓子の魔女「~~♪」

マミ(あれかしら、さほど強くはなさそうね…せめて一撃でしとめてあげる)

マミ(…狙いは十分、集束させて撃ち抜くわ!)

マミ「ティロ・フィナーレ!」ドォォォォン!

お菓子の魔女「―――!?」

さやか「やったっ!」

お菓子の魔女「」ブワァ

まどか「…あっ!?」

ビュン!

お菓子の魔女「―――」アーン

マミ「なっ!?」

マミ(もう目の前に!?だめ、リボンが間に合わない!)

さやか「マミさん!?」

まどか「マミさん!」

マミ(……体が動かない。周りがゆっくり動いてるように見える)

マミ(これが死ぬ間際に見る走馬灯ってやつかしら。もう、ダメなのね)

マミ(…あの2人は、隠れている魔法少女が助けてくれるわね。きっと)

マミ(でも、ここで死ぬなんて…せめて、ほむらお姉ちゃんと――)

??「させないわ!」

カチッ

??「なんとか迎撃をしようとしてるみたいだけど、やっぱり間に合わないのかしら…」

??「それにしても、違う時間とはいえ貴女をこんな短期間で2度も救うことになるとはね」

??「強めの爆弾よ、1、2個もらっておくといいわ」ポイポイ

カチッ

さやか「あれ、今、声が…あ、ああああああ!?」

まどか「マミさん!? マミさーん!」

―――

お菓子の魔女「―♪ …―?」

マミ「……あれ、生きて、る」

??「…もう大丈夫よ」

マミ「あ、あ…あなた…は…」

ほむら「貴女を死なせはしないわ」

―――――

大御所に魔法少女(18)がいるので魔法少女(19)でも許されると思った。今は反省している。
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/23(月) 02:27:26.15 ID:wAKZCcZv0

さやか「…マミ…さん」

まどか「…これが…こんなのって…」

ドゴォン! ドゴォン!

さやか「!?」

まどか「ま、魔女が爆発してる…あっ、さやかちゃん!あそこ!」

~~~~~

お菓子の魔女「―――!!」ギリッ

ほむら「貴女はもう、2個ほど食べたでしょう」

ドゴォン! ドゴォン!

お菓子の魔女「!?」

ほむら「美味しいかしら?」

お菓子の魔女「―――!!―――!!」ギリギリッ

ほむら「お気に召さなかったようね」

マミ「ほ、ほむらお姉ちゃ…」

ほむら「ごめんなさい、今は下がっててほしいの」

マミ「は、はい!」

お菓子の魔女「―――!!!」ガァァァァ

ほむら「よっぽど怒ってるようね、こっちよ」

~~~~~

まどか「ほんとに…よかった。マミさん生きてた…」

さやか「って、あれ。あれ、暁美さんだよね!?」

まどか「あ…ほ、本当だ」(あの時と服が一緒)

さやか「どうなってるの?もしかして暁美さんも魔法少女!?」

まどか「わ、分からないけど…」

お菓子の魔女「―――!」パクン

お菓子の魔女「―♪」

さやか「た、食べられちゃったよまどか!?」

お菓子の魔女「?」

まどか「で、でも、そこに居るよ…?」

さやか「…見間違い、なのかな? あはは、さやかさん疲れてきちゃったよ…」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/23(月) 02:37:28.57 ID:wAKZCcZv0

お菓子の魔女「―――」ギリギリギリッ

ほむら(これだけ怒ってると何を食べたかも分からないかしら)

お菓子の魔女「――!!!」ガァァァァ!

カチッ

ほむら「2個…だけじゃお気に召さなかったものね。3個欲しいのかしら?よくばりさん」 ポイポイポイ

ほむら「それとももっと欲しいのかしら、でも今回は3個までよ」

ほむら「…終了ね」

カチッ

お菓子の魔女「――!」パクン

お菓子の魔女「―――?」

ドォン!ドォン!ドォン!

お菓子の魔女「!? ――……」

ほむら「こんなお菓子だらけの結界で、結局何が食べたいのか分からなかったけど」

ほむら「なんでもかんでも食べようとすると痛い目見るわよ、こういう風にね」

~~~~~

さやか「あ、暁美さん…なんなのさ…あれ。よく分からないけど凄いってレベルじゃ…」

まどか「あ、マミさん大丈夫かな!?」

さやか「そ、そうだ。急いでマミさんのところに行かなきゃ!」

まどか「マミさーん!」

62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/23(月) 03:14:58.95 ID:wAKZCcZv0


さやか「マミさん、大丈夫でした!?」

マミ「え、ええ…大丈夫よ。心配かけてごめんなさい」

まどか「良かった…本当に良かった…」

ほむら「無事でよかったわ」スッ

マミ「!」

さやか「暁美さん!」

まどか「あ、暁美さん…魔法少女だったんですか?」

ほむら「ええ、私はずっと前から魔法少女よ」(何度ループしたか…)

さやか「…も、もしかして私を守ってくれてたのって暁美さんが?」

ほむら「そうね」

さやか「なーんだ、だったら普通に守ってくれてもいいじゃないですか!知ってる人なんだし」

ほむら「それもそうね…そうすればよかったわ」

マミ(暁美さん…ということは、やっぱりほむらお姉ちゃんだ…)

まどか「マミさん?」

マミ「えっ。な、なにかしら鹿目さん」

まどか「顔色悪いように見えますよ?」

ほむら「無理もないわ、死にそうな場面だったもの。今日は休ませて気分を落ち着かせたほうがいいわ」

さやか「…そっか。じゃあ私とまどかは先に帰ってますね」

ほむら「ええ、彼女は私に任せて頂戴」

まどか「暁美さん」

ほむら「何かしら、鹿目さん?」

まどか「マミさんを助けてくれて、ありがとうございます」

ほむら「…いいのよ、私がしたくてやったんだから。さ、もう日が暮れるし帰ったほうがいいわよ」

まどか「はい」

64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/23(月) 03:37:49.90 ID:wAKZCcZv0


マミ「……」

ほむら「貴女も無事でよかったわね」

マミ「…ほむらお姉ちゃん」ダキッ

ほむら(えっ?)

マミ「また助けてくれて…ありがとう、ほむらお姉ちゃん」ギュー

ほむら(な、なんでこんなに懐いてるの?)

マミ「……」

ほむら「え、っと、その…離してくれるかしら」

マミ「嫌よ」ギュー

ほむら「……」

マミ「…私の家にきてくれるのなら、離してあげるわ」ギュー

ほむら「わ、分かったわ」

マミ「絶対よ?」パッ

ほむら(…一体どういうことなのかしら? まさか…)

―――

マミホーム

マミ「……」ジーッ

ほむら(…視線が痛いわ)

マミ「約束」

ほむら「…?」

マミ「ケーキ一緒に食べる約束。ずっと待ってたのよ、ほむらお姉ちゃん?」

ほむら(約束ということはあの時間のマミ…?)

マミ「今までずっとどこにいたの!?」

ほむら「…えっと」(ま、間違いないわ。あの時間は…この時間軸の過去だったのね…)

マミ「来る日も来る日も、ずっとほむらお姉ちゃんを待ってたのよ!」

マミ「中々来なくて…でも、約束を破るような人じゃないって思ってたから…ずっと…」

ほむら「…ごめんなさい」

マミ「謝る気持ちがあるのなら撫でてほしいわ」

ほむら「…分かったわ」(この調子じゃ、最終的に撫でることになるわね…)

ほむら(私の膝上に座るマミなんて一体誰が想像できるのかしら)ナデナデ

マミ「……」ナデナデ

ほむら(こんな姿、まどかと美樹さやかに見せれないわね。マミが)ナデナデ

ほむら「そろそろダメかしら…」ナデナデ

マミ「そうね…許してあげる」

65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/23(月) 04:14:23.58 ID:wAKZCcZv0


さやか「……」

まどか「……」

まどか「ねぇ、さやかちゃん」

さやか「なぁに?」

まどか「私ね、思ったんだ。実はマミさんに魔法少女にはあまりなってほしくないって言われたの」

さやか「……」

まどか「それが分かった気がしたんだ。暁美さんが居なかったら、マミさんは…」

まどか「…魔法少女って、下手したら誰にも知られずに死んじゃう。そんな世界に生きてるんだなって…」

まどか「そう思うと…」

QB「やぁ、鹿目まどか、美樹さやか」

まどか「きゅ、QB!?」

さやか「うわぁ!あんたどこから…」

QB「どうだい? 僕と契約して、魔法少女になる決心はついたかい?」

さやか「ちょ、私の話も聞いてよ」

まどか「…まだ決めれないよ」

QB「そうか、でも急ぐことはないよゆっくり考えればいい。願いの決定にも時間がかかると思うからね」

まどか「…QB、魔法少女の世界って危ないの?」

QB「危ないか危なくないって言われたら、確かに危ないね」

QB「魔女というのは強大な存在だ。魔法少女といえども倒される可能性だって十分あるさ」

まどか「……」

QB「でも大丈夫さ、1人で戦う必要なんてないからね」

まどか「…あ」

QB「協力すれば、どんな魔女だって倒せると思うよ」

まどか「…そっか」

まどか(マミさんや、暁美さんと一緒に…)

さやか「うーん…協力、か」

まどか「さやかちゃん?」

さやか「…あ、呼んだ?」

まどか「何か考えてたの?」

さやか「まぁ…うん」

QB「…まぁ、何度も言うけど、契約したい時はいつでも呼んでくれ。僕は歓迎するよ」

89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/23(月) 19:42:52.11 ID:wAKZCcZv0


マミ「じゃあ、ケーキを用意してくるわ」

ほむら「ええ、楽しみにしてるわ」

マミ「あなたがお勧めしたケーキなのだけれども」

ほむら「一緒に食べるのを、ってことよ」

マミ「…そうね」

マミ「~♪」

ほむら(あんなにご機嫌なマミは初めて見たわ)

~数分後~

QB「おや、君は…マミの家にあがりこんで何をしているんだい?」

ほむら(あからさまに警戒している、QBに違いないわ)

ほむら「…QBかしら、へばってなかったのね」

QB「…あの時はよくもやってくれたね。僕は君に狙われることはしてないはずだよ?」

QB「それに、契約もしていないのに魔法少女だし、名前も分からないし」

QB「一体君は何者なんだ?イレギュラーにしては度が過ぎるよ」

ほむら「そう、名前ぐらいは教えてあげるわ。暁美ほむらよ」

QB「…やっぱり知らないね。どうして僕を狙うんだい?」

ほむら「さぁね。考えてみなさい」

QB「手の内の1つぐらい教えてくれたっていいじゃないか」

ほむら「…それを言うなら魔法少女達に『色々』深く教えたらどうかしら?」

QB「!」

QB「…なるほどね、そういうことか」

ほむら「あら、物分りが早いのね。説明の手間が省けるのは楽だわ」

QB「どこまで知ってるか分からないけど、魔法少女についての知識は随分あるようだね」

ほむら「どこで知ったかは教えないし、どこで知ってるのかも教えないわ」

QB「…まぁ、いいさ」

90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/23(月) 19:58:47.57 ID:wAKZCcZv0


マミ「~♪」カチャカチャ

QB「何をしているんだい、マミ」

マミ「え、紅茶の準備よ。今回はほむらお姉ちゃんに満点を貰えるように頑張ってるの」

QB「…暁美ほむらのことかい?」

マミ「ええ、QBは初めて会った?」

QB「そのことについてなんだ、マミ」

マミ「何かあったの?」

QB「…実は、あの時僕を傷つけたのは暁美ほむらだ。間違いないよ」

マミ「えっ…?」

QB「本人も認めてる。あんな人を家にあがらせて大丈夫なのかい?」

マミ「え、嘘…嘘よね、QB。ほむらお姉ちゃんがQBを襲うなんてそんなことするわけ…」

QB「僕が嘘を言うと思うかい?」

マミ「……そんな、何かの間違いよ…」

QB「何にせよ、気をつけるべきだ。僕は危ないからここから離れてるよ」

QB「どう行動するかはマミ次第だ」

マミ「……」

―――

マミ「……」

ほむら「…あら、ケーキは持ってこなかったの?」

マミ「ほむらお姉ちゃん、ちょっと話があるわ」

ほむら「…?」

マミ「QBを襲ったっていうのは本当なの?」

ほむら「そうよ」(話をしたのはQBね…)

マミ「どうして!? QBが何かやったとでもいうの!?」

ほむら「落ち着きなさい、マミ」

マミ「マミちゃんって呼んで!」

ほむら「…お、落ち着きなさい、マミちゃん」

ほむら「どうして私がQBを襲ったのか、知りたいわけね」

マミ「…ええ」

ほむら「…そうね、色々話したいところだけど…正直なところあまり話したくないわ」

マミ「…どうしてかしら」

ほむら「魔法少女に深く関わる問題よ。…並大抵の覚悟では教えるわけにはいかないわね」

マミ「私たちに深く関わる?」

ほむら「そう、とっても深く…それも、無視できない問題。今のマミちゃんじゃ教えることはできない」

マミ「そんな、でも」

ほむら「マミちゃんが思ってる以上よ。それを聞く覚悟ができた時、しっかり教えてあげるわ」

ほむら「…そんなことより、今はケーキを食べたいわね」

マミ「…分かったわ、でも…あまりQBに攻撃しないで」

ほむら「ええ、約束するわ」

91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/23(月) 20:13:48.48 ID:wAKZCcZv0


ほむら「相変わらず美味しいわね」ハムッ

マミ「…ええ、このお店の味の虜になっちゃったわ」ハムッ

マミ「その責任取ってくれるかしら、ほむらお姉ちゃん」

ほむら「虜になる方が悪いわ。…紅茶、凄い美味しいわね。どれだけ練習したの?」ススッ

マミ「時間がある時に何回も試したわ。やっぱり慣れるとスムーズにできるもの」

ほむら(紅茶に関しては負けたわ。完敗ね)

マミ「…それにしても、また同じように助けられちゃったわ」

ほむら「そうね」

マミ「ほむらお姉ちゃんがどうやって私を助けたか分からないけど…」

ほむら「知りたいかしら?」

マミ「え、教えてくれるの?」

ほむら「冗談よ、私の唯一の魔法だもの。マミちゃんにも教えるわけにはいかないわ」

マミ「…むぅ」

ほむら「…鹿目さんと美樹さんはどうかしら?あの子達は魔法少女になりたいって思ってる?」

マミ「えっ、ええ…鹿目さんも美樹さんもそうだと思うけど…」

マミ「2人には魔法少女になって欲しくないわね」

マミ「やっぱり、あの2人にはこんな世界は似合わない。昨日死にそうになってから特に思ってるわ」

ほむら「…そうね、平穏に暮らして欲しいわね」

ほむら(でも、もうすぐ美樹さやかが魔法少女になる時期…どうしようかしら)

マミ「暮れてきたわね」

ほむら「そうね。じゃあ私は…」

マミ「どこに行くのかしら、ほむらお姉ちゃん?」ガシッ

ほむら「マ、マミちゃん、帰れないんだけど…」

マミ「今日はほむらお姉ちゃんは私の家に泊まる。これは決定事項よ、覆せないわ」

ほむら「……」(どの時間軸のマミよりも強いわ。このマミは…)

マミ「だから帰っちゃだめよ?明日は朝ごはんも作ってもらうんだから」

ほむら「…分かったわ」(それも決定事項なのね…)

102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/23(月) 22:30:32.70 ID:wAKZCcZv0


マミ「ほむらお姉ちゃん、殆ど体形変わってないのね、羨ましいわ」ヌギヌギ

ほむら(その胸を持って体形が羨ましいって、どういうことなのかしら。喧嘩上等?)ヌギヌギ

マミ「はぁ…こんな胸よりも、ほむらお姉ちゃんのようにスレンダーで、背が高いほうが良かったわ」

ほむら(そういうことなのね…)

ほむら「仕方ないわ、そういう遺伝だったと諦めるしかないわよ」

マミ「…むぅ」

―――

ほむら「今日は大丈夫だったかしら。魔女が目前に一瞬で寄るなんて相当怖いと思うけど…」

マミ「…実はとっても怖かったわ、走馬灯も見えたのよ」

ほむら「それは…」

ほむら(そういえば私は走馬灯見たことないわ…体験してみたいけど体験しない方がいいのよね)

マミ「でも、ほむらお姉ちゃんに助けてもらったし、大丈夫よ」ギュウ

ほむら「…マミちゃん、抱きつかれると体洗えないんだけど」

マミ「洗ってあげようかしら?」

ほむら「…背中と髪の毛をお願いするわ」

マミ「任せて」ゴシゴシ

マミ「…ほむらお姉ちゃんって綺麗な黒髪してるわね。いいシャンプーでも使ってるの?」

ほむら「安物のシャンプーで済ませて――」

マミ「だめよ、ちゃんと良いの使いなさいね、ほむらお姉ちゃん?」

ほむら(…どうして私は髪の毛を洗われながら自宅で使ってるシャンプーを否定されてるのかしら)

マミ「それにしても、本当に長いのね」

ほむら「ええ、いつも手入れが大変よ」

マミ「私もセットが大変だわ、朝は辛いのは一緒なのね」

―――

ほむら「…さすがに狭くないかしら?」

マミ「平気よ、大丈夫」

ほむら(あの時はマミが小学生ぐらいの大きさだったからまだしも…流石にこれは私が狭いわ)

ほむら(っていうか、何故あの時と一緒の位置なのかしら?) (膝の上

ほむら(…ちょっと重――)

マミ「何か言ったかしら?」

ほむら「……」(心の中、読んだわね、今)

マミ「…気持ちいいわね」

ほむら「そうね」

マミ「……」

ほむら(…やっぱり重――)

マミ「ほむらお姉ちゃん?」

ほむら「何かしら?」

マミ「…いいえ、何も」

ほむら「……」(やっぱりこの時間軸のマミは今まででも相当なつわものね…)

103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/23(月) 22:56:25.71 ID:rHCygvqo0


女の子はちょっとポチャッとしてるほうがうわごめんなs

106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/23(月) 23:15:45.93 ID:wAKZCcZv0


マミ「んーっ…もうこんな時間なのね」

ほむら「早めに寝たほうがいいかしら、マミちゃんは学校なのでしょう?」

マミ「あ、ほむらお姉ちゃんは大丈夫なの?」

ほむら「強制しといて…大丈夫よ、1人暮らしだし学校もとっくに卒業してるわ」

マミ「ならいいわ、今日は一緒に――」

QB「…やぁ、マミ」

マミ「Q…B…?」

ほむら「あら、戻ってきたのね」

QB「君はまだ居たんだね。帰らないのかい?」

ほむら「マミに泊まりなさいって言われたのよ」

QB「いいのかい、マミ」

マミ「…いいのよ、あとQBは今日一晩出てってもらうわ、ええ絶対に」

QB「……理不尽さを感じるけど、いつも居させてもらってる分、強く言えないね。分かったよ」

QB「暁美ほむらから話は聞いてないのかい?」

マミ「話は聞いたわ。QBに攻撃しないようにって約束したから」

QB「…そうかい、じゃあ。しばらく出かけるよ」

マミ「ええ、明日の朝あたりに帰ってくるといいわ」

~数分後~

マミ「さてと、寝ましょうか。QBは明日の朝まで来ないわ」

ほむら「え、ええ」

マミ「ふふっ、こうやって誰かと一緒に寝るの、本当に何年ぶりかしら」

マミ「恩人と一緒に寝れるなんて幸せだわ」ギュウ

ほむら(ずっと1人で暮らしてるのよね)

ほむら「…もう、今日だけよ」ナデナデ

マミ「またお願いするわ、ほむらお姉ちゃん」

ほむら「どうかしらね」

マミ「私が甘えれる人なんて、ほむらお姉ちゃんぐらいだもの。絶対またお泊りさせるわよ」

ほむら「はいはい…」

マミ「おやすみ、ほむらお姉ちゃん」

ほむら「おやすみ」

ほむら(…口には出せないけど、凄く疲れたわ)

107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/23(月) 23:25:40.18 ID:wAKZCcZv0


まどホーム

まどか「魔法少女かぁ」

まどか「確かに怖いけど、マミさんや暁美さんと一緒に…」

まどか「かっこいいマミさんと暁美さんと…私も一緒に…」

まどか「…てぃひ。いいかも」

QB「やぁ、まどか」

まどか「わわわ!?QB!?」

QB「そんなに驚くことかい?」

まどか「いきなり来られたら驚くよ! もう…」

QB「それで、どうだい? 僕と契約する決心は」

まどか「あー…うん…その」

QB「願い事を決めれば、すぐなれるさ。魔法少女にね」

まどか(なっちゃっても、いいかな。魔法少女になるだけならありふれた願いでもいいもんね)

まどか(そうだなぁ、願い事は――)

『甘い言葉には気をつけて』

まどか(…そういえば、あの時暁美さんの残した言葉。気になっちゃうな)

まどか(QBも狙ってたし、何か理由でもあるのかな)

まどか(…相談してみよう)

まどか「ごめんねQB。私、まだ決心できない」

QB「そうか。じゃあまた今度の時かな?」

まどか「ごめんね、時間かかって」

QB「いいんだよ、僕はずっと待ってるから。後は君次第だよ」

まどか「うん…」

まどか(今度の休日あたり、大丈夫かな。暁美さんやマミさん)

まどか(あ、暁美さんって携帯持ってるのかな、持ってたら番号教えてもらっちゃおうかな)

108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/23(月) 23:51:45.36 ID:wAKZCcZv0


マミホーム

ほむら(起きたはいいけど…) チュンチュン

マミ「…すぅ…すぅ」ガッシリ

ほむら(…出れないわ)

マミ「……むにゃ…」

ほむら(幸せそうに寝てるわね)

ほむら「…昨日好き勝手されたお返しよ」 ビシィッ

マミ「はうっ!?」

ほむら「おはよう、マミちゃん」

マミ「…寝起き早々、額が痛いわ…」

ほむら「ええ、デコピンさせてもらったわ。いい一撃だったでしょう」

マミ「いつもなら眠いのに、こんなに目が覚めるなんて…」

ほむら「もう1発食らうかしら?」

マミ「え、遠慮しとくわ」

―――

ほむら「…さ、できたわよ」

マミ「あの時と同じ料理ね」

ほむら「味も変わらないはずよ。きっと」モグモグ

マミ「…本当に懐かしいわ。この味」モグモグ

ほむら「良い味ではないわよ」

マミ「いいのよ、十分。またあの時と同じように食べれるだけ凄く満足なんだから」

ほむら「そう言ってもらえると作り手としては嬉しいわ」

―――

マミ「…ふふっ、昨日の気分なんて吹っ飛んじゃったわ」

マミ「こんな気持ちで学校に行くのは初めてよ、じゃあ行ってくるわ」

ほむら「私も外に出るのだけれどもね」

マミ「あ、そうね。…ありがとう、ほむらお姉ちゃん」

ほむら「いいのよ」(疲れたけど、マミのためになったなら許してあげるわ)

ほむら(さて、どうしようかしらね)

112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/24(火) 01:45:38.19 ID:sKQTdM5G0


病院

さやか「~♪」

恭介「……」

さやか「あれ、どうしたの恭介?」

恭介「…さやかは…さ、僕をいじめたいのかい?」

さやか「そ、そんなことな――」

恭介「だったらなんで、もう弾けない曲を聞かせてるんだ、嫌がらせか?」

恭介「僕がどれだけヴァイオリンが弾けないのが悔しいか、分かってるのか?」

さやか「で、でも、腕だっていつか…」

恭介「…治らないって言われたよ」

さやか「…え?」

恭介「医者に奇跡でも起きない限り治らないって言われたよ。もう弾けないんだよ!ヴァイオリンなんて!」

さやか「……」

恭介「…分かったら、出ていってくれないか。さやか」

さやか「……あるよ」

恭介「…ん」

さやか「奇跡も魔法も、あるんだよ…!」

恭介「……」


恭介「違う、こんなことが言いたいわけじゃなかったのに…」

―――――

さやか「…っ!」

ほむら「…美樹さん?」

さやか「…あっ、暁美さん」

ほむら「どうしたのかしら、そんな焦って走って」

さやか「あはは、うん。ちょっと、ね…」

ほむら「話なら聞いてあげるわ」

さやか「……うん、甘えさせてもらっちゃおうかな。暁美さんなら言っても大丈夫そうだし」

さやか「その、病院でですね――」

113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/24(火) 01:46:20.03 ID:sKQTdM5G0


ほむら「なるほど、ね」

さやか「…私って、恭介のこと何も分かってなかったのかな」

ほむら「それは…分からないわね」

さやか「そっか…あ、そうだ。暁美さん、明日は代わりに恭介のお見舞いにいってよ」

ほむら「いいのかしら、その子は私のことを知らないでしょう」

さやか「私の代わりに来たって言えばいいよ。私は…ちょっと明日は家に帰って考えたいんだ」

さやか「それに、暁美さんみたいな美人なら、恭介も喜ぶだろうしね」

ほむら「いいのかしら?」

さやか「取られちゃったらその時はその時かなー、あはは」

ほむら「…無理にしなくていいのよ」

さやか「うん、話を聞いてくれてありがとう。暁美さん」

ほむら「彼が好きな食べ物とか送った方がいいかしら」

さやか「あー、どうだろう。やっぱりお見舞いにはフルーツじゃないかな?」

ほむら「それもそうね。盛り合わせを買ってみるわ」

さやか「ここはさやかさんが奢って…と言いたいところだけど、ごめんなさい暁美さん。私は払えません…」

ほむら「私の自腹でいいわよ。気にしないで」

さやか「き、気にしますよ!お見舞いの代わりを頼んだ挙句お金を使わせるなんて…」

ほむら「気にしないで、といったはずよ。遠慮しなくてもいいわ」

さやか「う、うー…ありがとうございますっ!」

さやか「じゃあ、明日お願いしますね!」

ほむら「ええ」

ほむら(恐らく、契約するわね。美樹さやかは…上条恭介のために)

ほむら(契約を阻止するべきか、阻止しないべきか…)

ほむら(全く、美樹さやかがいるとワルプルギスを倒す確率も上がるという考えが恨めしいわ)

114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/24(火) 02:07:05.07 ID:sKQTdM5G0

さやか「…はぁ…寝れない」

さやか「私、恭介に酷いことしちゃってた…」

さやか「許してもらえるかな…」

さやか「……」

QB「やぁ」

さやか「…あ、QB」

QB「気分が落ち込んでるみたいだね、どうしたんだい」

さやか「…なんでもないよ」

さやか「…何、魔法少女の勧誘?」

QB「僕の目的はそれだからね」

さやか(…私が願えば、恭介の腕は治るんだよね)

さやか(…どうしよう)

QB「で、どうする。まだ決めれないかい?」

さやか(ダメ、まだ気持ちが落ち着かない…)

さやか「…また今度にする」

QB「そうか…ま、じっくり考えてくれ。たった1つの願いだからね」

さやか「……」

さやか「…どうしよう」

115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/24(火) 02:12:48.55 ID:w6IESwCIO


この姉ほむら(?と甘えマミの組み合わせには可能性を感じる

116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/24(火) 02:23:08.12 ID:sKQTdM5G0


[翌日]

恭介(さやかは来ないか…仕方ないよね。怒鳴った僕のせいだから…)

ガラッ

恭介(さやか!?)

ほむら「失礼するわ」

恭介「……だ、誰ですか?」

ほむら「見ず知らずの人でごめんなさい。美樹さんの代わりでお見舞いに来たの」

恭介「さやかの?」

ほむら「ええ、昨日頼まれてね」

恭介「そうですか…」

ほむら「これ、持ってきて大丈夫だったかしら?」

恭介「盛り合わせだ…ありがとうございます。たぶん、大丈夫だと思います」

恭介「あの、さやかとは昨日話してたんですか?」

ほむら「そうね、昨日の美樹さんはちょっと辛そうだったわね」

ほむら「何があったのかも聞いたわ。美樹さん、よっぽど効いたみたいよ」

恭介「っ…! そう、ですか」

恭介「…その、お名前は」

ほむら「言い忘れてたわ、暁美ほむらよ」

恭介「暁美さんですか。僕の名前はさやかから聞いてますよね」

ほむら「ええ、上条恭介、上条君よね」

恭介「はい。…少し、話をしていいですか?」

ほむら「…聞いてあげるわ」

恭介「ありがとうございます」

恭介「…実は、さやかを怒鳴ったのは本意じゃないんです」

恭介「イライラしてたのは確かなんですが、ずっとお見舞いにきてくれるさやかに怒るなんて、そんなことできなくて」

恭介「だけど昨日、ポツリと一言出てしまって…そこから、もう言葉が止まらなくなっちゃったんです」

恭介「さやかは、僕のためにずっとお見舞いにきてくれたのに。僕は怒鳴ってしまった」

恭介「それから…どうしたらいいのか、僕には分からないんです」

ほむら「…そうなの」

恭介「僕のバイオリンを好きでいてくれて、弾けなくなってもずっと会ってくれて」

恭介「そんなさやかに、どうやって言ったらいいか…」

ほむら「…1度謝ってみたらどうかしら、美樹さんは貴方に嫌われたって思ってたわよ」

恭介「…やっぱり」

ほむら「どちらが悪いとは言わないけれど、このままでいるのは2人とももっと悪い方向に行ってしまうわ」

恭介(謝る…か)

118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/24(火) 02:31:36.52 ID:sKQTdM5G0


さやか「……」

QB「やぁ、美樹さやか」

さやか「…QBか」

QB「昨日と同じく気分が優れないようだね。ちゃんと休めたのかい?」

さやか「…全然」

QB「そうかい。…君に伝えるべき情報があるんだ」

さやか「どういうことさ」

QB「鹿目まどかが、魔女の結界の中に居る。ここままでは危ないんだよ」

さやか「なっ!?」

QB「マミは到着が遅れるし。暁美ほむらは気づいていない。もしかしたら助からないかもしれない」

さやか「あんた、何言って…!」

QB「鹿目まどかを助けたいかい?」

さやか「あったりまえじゃん!まどかを見捨てるとかできるわけない!あいつは私の友達なんだから!」

QB「そうか、でもこのまま待ってちゃ鹿目まどかは死んでしまうね」

さやか「何よ…なれって言うの?魔法少女に」

QB「飲み込みが早くて助かるよ、今すぐ契約してまどかのところへ急げばきっと間に合うさ」

さやか「……」

QB「さぁ、どうする?」

さやか「あんたって、なんか嫌なんだよね。喋り方と言い、態度といい…」

さやか「…でも今は別だよ。さぁ、私の願いを叶えてよ、QB!」

QB「分かった、君の願いはなんだい?美樹さやか!」

さやか「私の願いは――」

124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/24(火) 19:15:57.62 ID:sKQTdM5G0


恭介「…!」

ほむら「…どうしたの?」

恭介「な…あ、ありえない…」

恭介「腕が…腕が、僅かだけど動いてるんだ」

ほむら「!」(…契約したのね、美樹さやか)

恭介「昨日、医者に奇跡でもないと動かないって言われたばっかりなのに…」

『奇跡も魔法も、あるんだよ…!』

恭介「…あ」

ほむら「今度は何?」

恭介「…さやかが昨日、部屋を出る時に言ってたんです。『奇跡も魔法も、あるんだよ』って」

恭介「ねぇ、暁美さん…何か知ってることはありませんか?」

ほむら「…そうね、知っているか知っていないか。どっちかと言われたら…知っているわ」

恭介「なら!」

ほむら「でも、それはきっと美樹さやかも知られたくない部分になるかもしれない」

恭介「……っ」

ほむら「それでも、貴方は知りたいかしら? 望むのなら、全て教えてあげるわ」

ほむら「それはまるで御伽噺のようで、残酷な話よ。それでも?」

恭介「…僕は…」

恭介「知りたいです。全部…教えてください」

ほむら「本当に? とても信じれる話ではないわよ」

恭介「腕が動く、っていう信じられないことが起こってるんです。今なら何でも信じることができますよ」

恭介「だから、全部教えてください」

ほむら「…分かったわ、教えてあげましょう。『魔法少女』の存在について…」

ほむら(まさか、一番早く教えるのが美樹さやかの想い人なんてね)

ほむら(でも、これなら美樹さやかを救うことができるかもしれない)

125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/24(火) 19:22:58.45 ID:sKQTdM5G0


恭介「なんですかそれ…酷いにも程が…!」

ほむら「全て真実よ、魔法少女というのは」

恭介「じゃあ、さやかは僕のために…」

ほむら「魔法少女になったのかもしれないわ。たぶんだけどね」

恭介「っ…!」

ほむら「…正直、あまりこの話はしたくなかったわ」

ほむら「美樹さんは覚悟を決めて、貴方の腕を治した…それはとても重い内容よ」

ほむら「その釣り合うことをするためには、どう接したらいいか悩んでしまうでしょう」

恭介「…はい」

ほむら「でも、いずれ美樹さんは魔法少女の真実を知り、その身に絶望しかかるかもしれないわ」

ほむら「その時はお願いできるかしら、上条君。きっとそれが、美樹さんへのお返しになる」

恭介「…勿論です。さやかを、絶望なんてさせません」

ほむら「その返事が聞ければ安心だわ、美樹さんをよろしくね」

恭介「はい」

ほむら「彼女は貴方に恋心も抱いてるし、ね」ボソッ

恭介「えっ…?」

ほむら「じゃあ、もう時間だし、失礼させてもらうわ」

恭介「あ、はい。…ありがとうございました」

ほむら「じゃあ、また。上条恭介君」バタン

恭介「……」

恭介「…さやかが、僕に?」

126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/24(火) 19:24:02.90 ID:sKQTdM5G0


使い魔「―――」ニタァ

まどか「ひっ、や、やだやだやだ!」グニャァー

まどか「誰か助けて!誰かぁ!」

さやか「うおおおおおおおおっ!」

さやか「まどかに手を出すなぁぁぁぁぁぁ!」ザシュッ! ザシュッ!

まどか「さ、さやかちゃん!?」

さやか「へへ、間に合ってよかった…後はさやかさんにまっかせなさい!」

まどか「さやかちゃん、魔法少女に…?」

さやか「話は後!まずはこいつらをぶっ潰す!」

使い魔「―――!」

さやか「寄らば斬っちゃうよ!」ザシュッ!

さやか「本命の魔女はどこに――」

使い魔「―――」ニタァ

まどか「きゃっ!?」

さやか「まどか!? 鬱陶しいな、もう!」

さやか「せいっ!」

キィィ――ィィィン

使い魔「!?」

さやか「一刀両断!…なんてね」

まどか「さやかちゃん…!」

さやか「…とと、魔女はどこさ?」

まどか「さやかちゃん、あそこ!」

ハコの魔女「―――」

さやか「あれだね、分かった!」

さやか「うおぉぉぉぉぉぉ!」

ハコの魔女「――!」

さやか「何かしようたってもう遅いよ、食らえーっ!」

キィィィ―――ィィィン

ハコの魔女「―――……」

まどか「あ、景色が戻った!」

さやか「魔法少女さやかちゃん、大勝利!」

127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/24(火) 19:28:44.02 ID:sKQTdM5G0


マミ「魔女の結界が消えた?魔女が倒されたのかしら」

マミ「それよりも…鹿目さん、鹿目さーん!」

まどか「あ、マミさーん!ここでーす!」

さやか「マミさん、遅いよ!」

マミ「悪かったわ…って、美樹さん…あなた、まさか!?」

さやか「えへへ、結局なっちゃいました」

マミ「…本当に良かったの?」

さやか「ええ、いいんですよ」

マミ「魔法少女はとても辛いわよ。人が死ぬところも見るかもしれない」

マミ「辛くても、悲しくても、1人でも魔女と戦っていかなければならない」

マミ「…そんな世界よ?」

さやか「……そこは結構悩んだんですよ」

さやか「でも、私の決断は、これなんです」

さやか「その結果。私の叶えたい願いは叶ったはずだし、まどかも助けることができた…」

まどか「…さやかちゃんは、何を願ったの?」

さやか「んー、恭介の腕が治るようにって、願っちゃった」

まどか「恭介君の?」

マミ「お友達?」

さやか「ええ、幼馴染の友達です。昨日ちょっと喧嘩のようなことになっちゃいましたけど…」

さやか「それでも、恭介の腕が治ってほしいから…そう願ったんです」

まどか「そうなんだ…さやかちゃんはそれでよかったの?」

さやか「私が願ったことだし、それに魔法少女になったことでまどかを助けれた」

さやか「後悔なんて…あるわけないじゃん!」

マミ「そう…なら、もう言わないわ」

さやか「えっへへ。明日からよろしくお願いしますよ。マミ先輩!」

マミ「ええ、魔法少女の後輩のためにも頑張るわ。一緒に頑張りましょう」

さやか「はい!」

まどか「……」

まどか(…2人とも、いいなぁ)

まどか(私も、QBに頼んで魔法少女になろうかな?)

135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/24(火) 23:09:52.98 ID:sKQTdM5G0


杏子「魔法少女が1人増えたって?」

QB「ああ、中々の素質の子だよ」

杏子「ふーん、ま、あたしには関係無いけどな」モグモグ

杏子「そんなのより、お前が言うイレギュラーってやつのが気になる」モグモグ

QB「暁美ほむらか…あれは完全にイレギュラーだ。正直何を考えてるかさっぱりだよ」

杏子「…なるほどねぇ、その暁美ほむらってやつは今も見滝原にいるのか?」モグモグ

QB「居るはずだよ」

杏子「そうかそうか」ゴクリ

杏子「じゃあそいつに会ってみようじゃないか、ついでに新しくなったヤツもな」

―――

インキュ「美樹さやかが魔法少女になったのかい?」

ほむら「ええ、美樹さやかはQBと契約したわ。でもそこは問題じゃない」

ほむら「美樹さやかが問題なのは、契約した後よ」

ほむら「今までの経験上魔女になる確率が高いのは上条恭介絡みだと思うわ」

ほむら「彼女から彼に接触できるこじつけをもらえたのは意外だったけどね」

ほむら「予め手は打ったわ。ここからどう動くか分からないけれど…彼を信じるしかない」

インキュ「なるほどね」

ほむら「…ところで、インキュベーター」

インキュ「なんだい?」

ほむら「そろそろQBとの見分けがしっかりできるように、適当なリボンを買ってきたわ」(猫の首につける的な赤いリボン)

インキュ「それを付けるのか。それなら見た瞬間に分かるね」

ほむら「最初からこうすればよかったのよ。首につけるけど、いいかしら?」

インキュ「構わないよ」

ほむら「……これでいいわ」

インキュ「さて、これで残るはまどかだね」

ほむら「ええ、絶対にまどかに契約はさせない。それだけはやり遂げるわ」

ほむら「ところで、貴方は普段何をしているのかしら。私の家に居るところだけは分かるけど」

インキュ「この町をじっくり見ているんだよ。僕はこの時間軸のインキュベーターではないからね。やることがないのさ」

ほむら「観光的な何かをしているのね」

インキュ「そうだよ。人間には感情がある分、それに関係している文化は非常に興味深いからね」

インキュ「今日も人間を観察しながら町を観光するつもりさ」

ほむら「有意義に過ごしてるわね。こっちは大変なのに」

インキュ「勿論、できるときに助力はするよ」

ほむら「…QBは信じられないけど、貴方の言葉なら信じられるわね。インキュベーター」

インキュ「それは君に信頼されてると言っていいのかい?」

ほむら「比較する対象が酷いだけよ」

インキュ「一応、それも僕なんだけどね」

137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/24(火) 23:42:22.20 ID:sKQTdM5G0


マミ「さて、今日もやらないといけないわ」

まどか「何をやるんですか?」

マミ「この町のパトロールよ」

さやか「パトロール?」

マミ「町中を歩き回って、使い魔か魔女が居ないか探すのよ。魔女は積極的に探さなきゃいけないわ」

さやか「なるほど、だったら暁美さんも呼びましょうよ。3人なら何も怖くない!」

マミ「そうしたいのだけれど…実は暁美さんの電話の番号とかも知らないの」(誰か知ってるかしら?)

さやか「…あーあー、わ、私も知らないなぁ…まどかは?」

まどか「私も知らないよ…暁美さんとまだあまり関わってないから」

さやか「凄い美人には秘密が一杯なのかねぇ」

マミ「そうかもね。暁美さんについては仕方ないわ、美樹さんと2人でやりましょう」

まどか「あ、あのマミさん。私も行っていいですか?」

マミ「鹿目さんは…そうね、一緒にパトロールするぐらいなら大丈夫だと思うわ」

マミ「でも、結界の中まで来てはダメよ?」

まどか「それは…分かってます」

マミ「ならいいのよ」

さやか「マミさん、どこから回るの?」

マミ「そうね、今日は繁華街の方から行ってみようかしら」

さやか「繁華街から行くなら、ちょっと買い物も寄りたいかなーって」

マミ「もう、美樹さん。遊びじゃないのよ?」

まどか「そうだよ、魔女って人を襲っちゃうんだよ?」

マミ「行方不明の事故に直接関わるものなのよ、魔女って」

マミ「ちょっと買い物に寄りたい、なんていう軽い気持ちは捨ててもらいたいわね」

さやか「…すみませんでした」

マミ「分かればよろしい」

さやか「じゃあ、家に戻ってすぐマミさんのところへ行くよ」

まどか「私も、急いでいきます」

マミ「ええ、待ってるわ」

138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/24(火) 23:54:44.76 ID:sKQTdM5G0


歩道橋上

ほむら(…もう暗いわね、今日はQBがあまり動いているようには見えない。帰ろうかしら)

ほむら(夜風が気持ちいい)

まどか「あっ、暁美さん!」

ほむら「鹿目さん?」

さやか「お、本当だ」

マミ「奇遇ね」

ほむら「美樹さんにマミもいるのね」

さやか「あ、マミさんだけ名前呼び? ずるいよマミさん!」

マミ「えっ?」

さやか「暁美さん。毎回美樹さん、美樹さん言われるのもなんだから、さやかって呼んでください」

ほむら「えっ? …さやかでいいのかしら」

さやか「うんうん、やっぱり苗字呼びより名前呼びの方が親しまれてる感があるよね」

まどか「さやかちゃん…」

まどか「暁美さん。わ、私もいいかな?」

ほむら「…まどかって呼べばいいの?」

まどか「はい、さやかちゃんが言うなら私もそう呼んで構いません」

ほむら「…急にビックリしたわよ、2人とも」

さやか「いやー、だってこの前守ってもらったし、暁美さんは私の恩人な訳でしょ?」

さやか「そんな恩人に名前で呼ばれるぐらい、むしろ親密感があっていい。そうだよね、マミさん」

マミ「そ、そうね…」

ほむら「で、み…さやか。どうしてこんな時間にうろついてるのかしら?」

さやか「マミさんと一緒にパトロールしてたんだ」

マミ「今日は魔女は居なかったけど、使い魔は3匹ぐらいは倒したわ」

ほむら「そう」

??「わざわざ使い魔を倒すのか?やっぱりもったいないことしやがるな」

マミ「…その声は、まさか」

杏子「よう、マミ。久しぶりに会ったが、相変わらず甘い考えだな」

さやか「…マミさんの知り合い?」

マミ「佐倉杏子よ…隣町の魔法少女。昔、一緒に魔女と戦ってたわ」

まどか「魔法…少女?」

杏子「へっ、自己紹介の手間が省けたぜ」

139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/25(水) 00:07:01.68 ID:2BRTO0Ww0

杏子「ところで、暁美ほむらってやつはお前か?」

まどか「え、ち、違うよ?」

杏子「じゃあ、お前か?」

さやか「何言ってるの? 私じゃないよ」

杏子「はぁ?じゃあ誰だよ」

ほむら「暁美ほむらなら、私だけど」

杏子「…はぁ?」

杏子「…あっはははははは!魔法少女? その体で少女ってか? あっははははは!冗談だろ!?」

さやか「…なんか、あいつ斬りたくなってきた」

マミ「私は撃ちたくなってきたわね」

杏子「ひ、ひー…わ、笑いすぎた。予想外なところから冗談が来るとは思ってもなかったね…」

杏子「…で、暁美ほむらはどこだ?」

ほむら「…あら、私のことは無視なのかしら」

杏子「いやだって、あんたどう見ても少女じゃないじゃん。信じられないっての」

ほむら「なら、これを見せれば信じられるのかしらね?」

杏子「ソウルジェム!?」

杏子「…なんてこったい、まさかあんたとは思ってもなかったぜ」

ほむら「貴女の反応はある意味正しいわ、普通、私が魔法少女だなんて思わないもの」

杏子「だが、ソウルジェムがあるなら話は別だね」

杏子「ちょっと付き合おうじゃないか、暁美ほむら」ジャキン

マミ「ちょっと、佐倉さん!」

杏子「マミは引っ込んでなよ、私は暁美ほむらとちょっと付き合いたいだけだっての」

ほむら「佐倉杏子…」

まどか(このままじゃ暁美さんと杏子ちゃんが戦っちゃう、魔法少女同士で戦うなんてダメだよ)

まどか(そうだ、あのソウルジェムってやつがなければ暁美さんは変身できないから…!)

まどか「ごめん、暁美さん!」ガシッ

ほむら「まどか!?」

まどか「…えいっ!」

ほむら「なっ…!」

ヒューン、ポトッ。ブォォォォン…

マミ「鹿目さん、何をやってるの!?」

さやか「ちょ、まどか!?あんた、ソウルジェムを…」

ほむら「まどか、なんてことを…して……」バタリ

まどか「…あ、暁美さん?」

さやか「ちょ、ちょっと暁美さん!?」

マミ「どうしたの!?」

杏子「な、なんだ…? おい、どけ」

まどか「ひっ」

杏子「…何が起きた。…どういうことだ、おい」

杏子「こいつ、死んでるじゃねぇか…」


151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/25(水) 01:53:22.77 ID:2BRTO0Ww0


QB「やってしまったね、鹿目まどか」

杏子「…いつからそこにいたんだ、QB」

QB「さっき通りがかったのさ。それにしても、とてもまずいことになったね」

さやか「あんた、暁美さんがこうなったのが分かるの!?」

マミ「…待って。鹿目さん、どうして暁美さんのソウルジェムを投げたの?」

まどか「…変身しなければ、2人とも戦わないと、思って…ソウルジェムがなければ、変身できないから…ひっく」

まどか「ごめんなさい…ごめんなさい…」

杏子「確かに無防備なやつと戦うほど、あたしは外道じゃないけどさ…」

杏子「これは話が違う…おいQB、これは一体どういうことだ。説明しろ」

QB「簡単なことさ、ソウルジェムが体から離れれば君たちだってそうなるよ」

さやか「なっ!?」

杏子「…ソウルジェムが体から離れたら死ぬっていうのか?」

QB「死ぬっていう表現は違うかな。魂そのものが離れるんだよ。体だけが残るのさ」

マミ「どういうことよ…QB」

QB「まだ気づかないのかい? ソウルジェムは君たち魔法少女の魂そのものなんだ」

マミ「そんな、そんな…ことが…」

QB「本当だよ。何せ人間の体はとても脆いからね、そのままじゃあ魔女と戦ってもすぐに死んでしまう」

QB「でも、魂そのものをソウルジェムにすれば体がいくらボロボロになっても君たちは死なない」

QB「コンピューターで言うハードウェアとソフトウェアの関係だよ」

QB「ソフトフェアが無事なら、ハードウェアを修復すればいいだけだからね」

杏子「テメェ、あたし達の体はただの抜け殻だって言いてぇのか…?」

QB「ソウルジェムを離さなければ大丈夫だよ、こういうことにはならないさ」

杏子「そういう問題じゃねぇっ!」

マミ「…どうして教えてくれなかったの?QB」

QB「何故教えないといけないんだい?」

QB「君たちが聞かなかっただけじゃないか、聞いてくれれば教えてあげれたのに」

杏子「っ…! テメェェェェ!」ブゥン!

QB「おっと、危ないじゃないか」ヒラッ

QB「今の状況だと、暁美ほむらはソウルジェムが戻ってこない限りそのままだね」

マミ「…そ、そんな…」

QB「僕はどこにいったか分からないから、君たちで探すしかないね。頑張ってくれ」

さやか「…もう、うざいよ…あんた、どっかいってよ!」

QB「そうさせてもらうよ、じゃあ、僕はこれで」ヒョイ

杏子「…チッ!」

152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/07/25(水) 01:56:24.87 ID:2BRTO0Ww0


マミ「QB… 暁美さん…」

まどか「ごめんなさい…ごめんなさい…」

さやか「…そ、そうだ。暁美さんのソウルジェムを探さないと、このままじゃヤバいよ!」

杏子「…あたしも手伝うぜ、胸糞悪いが暁美ほむらとこいつのおかげで今のが分かったようなもんだしな…おい」

まどか「…ひっ」

杏子「まどか、って言ってたっけか?いつまでも泣いてるんじゃねぇ」

まどか「でも、わた、私のせいで…暁美さんが…死――」

杏子「暁美ほむらはまだ死んだわけじゃないだろ!」

まどか「…っ!」ビクッ

杏子「ったく、なんであたしがこんなことを言わなきゃ…っと、あんたは…」

さやか「…さやかだよ。そっちこそ、杏子だっけ?」

杏子「ああ、探しにいくぞ。ソウルジェム」

さやか「…そうだね」

マミ「私は…暁美さんの体を家に持っていくわ」

さやか「…お願いします」

マミ「鹿目さん、一緒に来てくれるかしら?」

マミ(…意外と軽いわ)

まどか「……はい」

まどか「私の、私のせいだ…」

マミ「…鹿目さん、あなたの行動は…正直、怒鳴りたいぐらいよ…」

まどか「…っ」

マミ「でも、あなたのおかげで分かったこともあるわ。…それだけは感謝してあげる」

まどか「………」

マミ「…QBに対して、色々考えなくちゃいけなくなったわね」

―――

インキュ「…とんでもないことになったね、まさか、ああなるとは思ってもなかったよ」

インキュ「よりによって暁美ほむらのソウルジェムを投げてしまうとはね」

インキュ「でも、ソウルジェムの向かう方角は見えた…今こそ僕が助力する時だね、暁美ほむら」

153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/25(水) 02:01:12.14 ID:/moOSMqBo


やだ・・・このインキュさん、かっこいい・・・

156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/07/25(水) 02:35:21.67 ID:ugs9ZQlno


「さやかす」はいつものことなのに「まどかす」と言うことになるなんて…

157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/25(水) 05:00:10.62 ID:iwTDGfuDO


インキュさんいないと完全に詰みじゃないですか、やだー

158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/07/25(水) 07:17:49.52 ID:K+fknBwbo


まあ予想は出来た

161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/25(水) 08:08:00.17 ID:BW+LxRzSO


やだインキュさんカッコイイ///

163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/07/25(水) 10:29:08.08 ID:9WQdWNx1

そしてQBと人違いされて射殺されるインキュベーターというフラグですね。


つづく!!!

関連記事
スポンサーサイト
まどマギ | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://ss2ch.blog.fc2.com/tb.php/14-e7e758c7