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エレン「ウルトラマンイェーガー!」



1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/08(月) 22:15:02 ID:kzxJZ5QA
ここ最近ウォールローゼ内では度重なる怪現象が報告されていた。
曰く壁内に巨人が出た・・・曰く奇怪な生物が町中を闊歩していた・・・
駐屯兵団はこの事態に対応するため、昼夜を問わず怪現象の調査を行ったが
証言は増える一方で実際に現場に遭遇することはついぞなかった。
このころから悪質ないたずらの可能性も考えられたが、
すでに噂で持ちきりの壁内は軽いパニック状況に陥っていた。

そんな中、訓練兵団にも付近の警備の任が課せられ、この夜も訓練兵数名が駆り出されていた・・・


これからしばらくの間あなたの心はあなたの体を離れ
この不思議な世界へと入っていくのです・・・




※進撃×ウルトラパロです。
※本編ネタバレ要素多少有り。
※昭和っぽいはじまりだけど基本平成っぽい作風かも。
※ネタかぶりあったらごめんなさい。




584 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/28(土) 00:10:34 ID:3k62gdbc
ジャン「サシャ!」

気を失っているのかサシャは応えない

コニー「サシャ!!」

コニーが慌ててサシャの元に行くがタイラントの吐く炎に阻まれ近づけない

ジャン「くそ!」

コニー「うおおお!」

コニーは炎の中の中に飛び込むとそのまま突っ切りサシャの元へ駆け込む

ジャン「コニー!!」

コニー「だ、大丈夫だ・・・!」

585 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/28(土) 00:11:29 ID:3k62gdbc
コニーは所々火のついたジャケットを慌てて脱ぎ捨てるとサシャに呼びかける

コニー「サシャ!おい!しっかりしろ!」

サシャ「う・・・ん・・」

サシャが苦しそうに呻くとコニーはひとまず息を吐く

コニー「ジャン、とりあえずは生きてるみたいだ」

ジャン「なによりだ、お前もあまり無茶をするな・・・!」

コニー「わかってるって・・・」

コニーはサシャにもう一度呼びかけようとするが、そこに立ち上がったタイラントが近づいてくる

コニー「やべえ・・!おい!起きろ!」

586 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/28(土) 00:12:17 ID:3k62gdbc
サシャ「・・・う・・・嫌やって・・・まだ全部食べとらんて・・・」

コニー「・・・ずいぶん幸せそうな夢見てるじゃねえか!」

コニーはサシャを抱えるとその場から離脱しようとするが、思いの外サシャは重く、うまく立体機動装置で飛ぶことが出来ない

コニー「こいつ・・・喰ってばっかいるからこんなに重く・・・」

サシャ「失礼な・・・私そんなに重い方やないよ・・・」

コニー「起きてるんなら自分で飛べよ!」

サシャ「なんでそんなことせんといかんと・・・」

コニー(こいつまだ完全に意識戻ってないのか!?)

587 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/28(土) 00:13:08 ID:3k62gdbc
そこにタイラントの鞭が二人をめがけて迫ってくる

コニー「くそ!」

だがその鞭に光線が当たり弾かれると、コニー達はなんとか離脱に成功する

ジャン「コニー、サシャ!」

先ほどの攻撃はジャンだったらしい。コニーがサシャを降ろし一息つくとジャンが二人の元に駆け寄ってきた

コニー「ジャン、助かったぜ・・・」

ジャン「ああ、サシャは?」

その時突然三人の足下が崩れだし三人はもみ合うように転げ落ちた

588 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/28(土) 00:14:27 ID:3k62gdbc
ジャン「ぐうっ」

コニー「あ・・・うあっ・・・」

体中に強い痛みを感じながら必死に前を向くと
ゆっくりと近づいてくるタイラントの姿があった

ジャン「・・・こりゃあ」

コニー「へへ・・もう・・だめかな・・・」

サシャ「・・・まだ、ですよ」

二人の後ろでサシャがゆっくりと上体を起こす

ジャン「サシャ・・・」

サシャ「まだ、諦めるには早いです・・・」

ジャン「・・・誰が諦めるっつったよ」

589 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/28(土) 00:15:36 ID:3k62gdbc
ジャンは懐にしまっていたペンシル爆弾を取り出す

ジャン「ここが、千載一遇のチャンスだろうが・・・!」

サシャ「・・・そうなんですか?」

コニー「・・・まあ、ただの強がりだろうけどな」

ジャン「うるせえ・・・!」

三人は笑いゆっくりと重なり合うようにスーパーガンを構える

行動開始前にアルミンから聞いていた強力な光線を撃つ方法それは・・・

ジャン「・・・できる限り引きつけろ」

コニー「・・・・」

サシャ「・・・・」

ジャン「・・・撃て!!」

590 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/28(土) 00:16:43 ID:3k62gdbc
ジャンの合図と同時に三人はスーパーガンを撃つ、その光線は重なり合い強力な一筋の光線となってタイラントの頭部を撃ち貫いた!

タイラントは崩れ落ちそうになりながらマイナスエネルギーを吸収しようと口を開ける

コニー「ジャン!!」

サシャ「・・・今です!」

ジャン「わかってる!」

ジャンは素早くペンシル爆弾をスーパーガンに装着するとタイラントの腹部の口に打ち込んだ!

三人は息をのんでタイラントを見守った。だが、タイラントは何事もなかったようにこちらに向かってくる

591 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/28(土) 00:17:26 ID:3k62gdbc
ジャン「・・・だめか?」

サシャ「・・・そんな」

だが次の瞬間タイラントはびくりと身体を硬直させると突然宙に浮き始める

コニー「な・・・なんだ?」

ジャン「これは・・」

やがて空高くタイラントが上昇したところで粉々に爆散し、
タイラントから放出した闇の塊はその場で霧散していった

ジャン「・・・やった」

コニー「やったぞ!成功だ!」

592 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/28(土) 00:18:11 ID:3k62gdbc
サシャ「これで少しは、エレン達の役に立てましたかね・・・」

そう言いながら、サシャは気を失った

コニー「ああ、十分だろ・・・」

続くようにコニーも倒れる

ジャンはエレンの方を見ると済まなそうに、だが満足そうに微笑み

「・・・すまないな・・・先に・・・休ませてもらう・・・せ・・」

ジャンの意識もそこで途切れた

593 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/28(土) 00:20:54 ID:vtqQ5EJU
乙。

594 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 00:30:04 ID:XRne7imc
遠くの方でタイラントが倒されるのを視界の端でアニは確認する

(後は、こいつだけ!)

カラータイマーはずっと鳴り続けている、それでも倒れずにいる理由は
ダークザギが本気を出していないだけ・・・それも大きいがもう一つ
アニはひたすら受けに徹することで動きを必要最小限に抑えていたからだ

このままいけば・・・

アニがそう考えているとダークザギもタイラントが敗れたのを知ったのだろう、
先ほど爆発があった方をちらりと見るとゆっくりとアニの方を向き直した

その瞬間、アニの背筋に凄まじい悪寒が走る

アニは気を入れ直すが、次の瞬間目の前にダークザギが迫ってきた

595 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 00:30:51 ID:XRne7imc
(・・・!)

慌てて防御態勢をとるが腹に2発、顔に一発入れられ吹き飛ばされる

必死に立ち上がろうとしたところにダークザギの横蹴りが飛んでくる!

アニはとっさに身を翻し蹴りを躱すが、さすがに残り少ないエネルギーでは
足下もおぼつかない

(くっ・・・)

ダークザギが本気を出してきた。タイラントが倒されたから?いや・・

アニは背後のエレンの像をちらりと確認する。先ほど赤い光が入っていった後
それきりなんの反応もない

596 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 00:31:51 ID:XRne7imc
(・・・私は・・・持つの?)

その時初めてアニは少しだけ弱気になる・・・が、その時

『アニーーーー!!しっかりしろーーーー!!』

アニの背後からよく知る親友の叫び声が響いてきた

(ミーナ!?)

思わずアニの背筋が伸びる。その甲斐あってか気付かないうちに迫ってきていた
ダークザギの蹴りを躱せた

597 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 00:32:42 ID:XRne7imc
ミーナ「あっぶないなあ!」

クリスタ「ミーナ、さすがにアニの名前を出すのは・・・」

ユミル「いいじゃねえか。アニの奴また気合い入ったみたいだしな!」

ユミルの言葉通り、自分の背中を押してくれる声に力強さを感じながらアニはダークザギを見る

(負けない・・・決して・・・みんながいる限り・・・私は負けない!)

その時、背後のウルトラマンの像から凄まじい光が溢れ出した!

(・・・・・・!?)

598 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 00:33:30 ID:XRne7imc
ーーーーー
ーーーー
ーーー

「ーーーン」
「ーーーレン」
「ーーエレン!」

自分を呼ぶ声が聞こえてくる・・・

エレンが重い瞼をうっすら開けると目の前にはよく知る幼なじみの顔がのぞき込んでいた

「ーーーミカサ?」

そう幼なじみの名を呼ぶと、彼女はボロボロと大粒の涙をこぼし抱きついてきた

「よかった・・!もう目覚めないのかと・・・」

そう言うと彼女は抱きついた腕に力を込める。女子離れしたその腕力にエレンは再び意識が飛びそうになる。

599 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 00:34:11 ID:XRne7imc
「ミカサ!落ち着いて!エレンが苦しそうだよ」

と、もう一人の幼なじみのアルミンがミカサをたしなめるが彼女はその言葉が聞こえないのか力を緩める気配はない

「ミカサ・・・!ミカサ!苦しいって!!」

絞り出すようにエレンがそう言うとようやく少し力を抜いてくれた。

軽く深呼吸をし、ズキズキと痛む頭を抱えて廻りを見ると見知った顔が心配そうにこちらを見ていた



あれ・・・これ・・・どこかで・・・

600 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 00:35:07 ID:XRne7imc
「エレン・・お前はその力でみんなを守れ」


親父・・・?


なんで俺がそんなことを・・・


「エレン、科特隊なんてやめてしまいなさい、私と共に行くことがあんたの成すべきことよ!」


アニ・・・それもいいかもな・・・


「エレンは・・・強いね・・・」


アルミン、俺は強くなんかない・・・俺は負けたんだ・・・

601 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 00:35:50 ID:XRne7imc
「やっぱり、エレンは少し変わった。人や、世界を見る目が優しくなった。」


ミカサ・・・俺は変わってなんかいない。おれはおれだ・・・だけど・・・



エレン・・・エレン・・・!

「起きてくれよエレン!?」

不意に自分を呼ぶ声がしたような気がしてエレンは目を開ける

(・・・なんだ、夢、見てたのか?)

「ここにいるんだろう!?なあ!?」

(アルミン?)

602 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 00:36:42 ID:XRne7imc
エレンが顔を上げると、水晶の壁の向こうにミカサとアルミンの姿が見えた

(・・・なんだ・・・これも、夢なのか?)

「このままここにいたら闇に飲み込まれる!!」

「ここで終わってしまう!!」

(だから・・・なに言ってるかわかんねえよ、アルミン・・・)

(何で外に出なきゃいけないんだ・・・)

(・・・)

その時、また奥の方に小さな光が見える

603 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 00:37:52 ID:XRne7imc
(・・・ひかり?・・・そうだよ、どうして外なんかに・・・)

「エレン、思い出して・・・」

(ミカサ?・・・なにを・・・)

「あなたはずっと私たちを守ってくれた。傷だらけになりながら・・・」

(俺は・・・)

「エレン、あなたは私の・・・私たちのヒーローだから・・・」

(俺は・・・)

「そして忘れないで、光はずっと・・・ここにあるって!」

その時、エレンの周りが温かい光でつつまれる

604 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 00:39:53 ID:XRne7imc
(これは・・・)

まばゆい光の中、エレンの目の前に懐かしい姿がそこにあった

「エレン・・・」

(・・・母さん?!)

「エレン。あなたの大切なものはなに?あなたの守りたいものはなに?」

(それは・・・)

「あなたは知っているはずよ。それがどれだけかけがえのないものか」

(ああ、もう、失いたくはない・・・!)

「ならば戦え」

(親父?)

いつの間にいたのか、母カルラの隣に父グリシャが佇んでいた

605 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 00:41:06 ID:XRne7imc
「行きなさい、エレン」

「そして生きろエレン。私たちの分まで・・・」

(親父・・・母さん・・・)

二人はエレンを抱きしめると子供をあやすように頭を撫で、消えていった

「親父!母さん!」

するとそこによく見知った幼なじみの姿があらわれた

ミカサ「行きましょう、エレン!」

アルミン「行こう、エレン!」

気がつくとエレンはその手にベータカプセルを握りしめている

ミカサとアルミンはそれを見て微笑むと二人はエレンのその手に自分の手を重ねた

エレンは力強く頷くと、溢れんばかりの光の中ベータカプセルを天に掲げた

606 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 23:42:57 ID:XRne7imc
光が辺り一面を覆い尽くす、アニとダークザギはそれを固唾を飲んで見守る

やがて光は収束し光の中からエレンが・・・ウルトラマンが姿を現した!

クリスタ「エレン・・・!」

ユミル「ミカサ達、やったのか!」

ミーナ「これで・・・」

(エレン・・・!!)

エレンの姿を確認したアニはその瞬間体中の力が抜け倒れそうになる
それをエレンが駆け寄り助け起こす

607 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 23:43:43 ID:XRne7imc
(アニ・・・すまない・・・待たせたな)

(ううん・・・来てくれるって信じてた・・・!)

二人は頷き会い、ダークザギに向かって構える

ダークザギは二人の巨人を見ると右腕を大きく掲げる

やがて上空の黒い雲から巨大な闇の塊がダークザギの右腕に収束すると
それを大地に振り下ろす。するとそこから巨人達が生まれてきた

(アニ、下がっていろ!)

(エレン!)

10体ほどの巨人がエレンに襲いかかるがエレンはそれをこともなく消滅させる

(少し・・・変わったようだ・・・以前よりも強い光を感じる・・・)

608 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 23:44:31 ID:XRne7imc
ダークザギはエレンの中にある光を感じていた

(そうか・・・あの二人も共に光になっているのか・・・)

胸を掻きえぐるように押さえつける

胸の奥にわずかなざわめきが起こる

わずかにダークザギの闇の底にこびり付いているその感情は

彼が潜伏していた少年の・・・アルミンの記憶・・・!

(完全に取り除いたつもりだったが・・・)

その感情を振り払うかのように更に闇を求めるそのために

ダークザギは弱っているアニにとどめを刺しにかかった

エレンがさせまいとダークザギの前に立ちふさがろうとするが

再び、今度は更に多くの巨人を創り出す

609 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 23:45:12 ID:XRne7imc
巨人達はエレンの敵ではない、だがその数の多さにエレンの足が止まってしまう

(アニ・・・!)

もはやほとんど動くことも出来ずに棒立ちのアニにダークザギが迫る

だが・・・

(私たちは・・・あんたと違うんだ・・・)

次の瞬間、アニの背後からアニに向かって凄まじい光エネルギーが降り注いだ

(・・・・!?)

ダークザギは思わず足を止める。アニは光を浴びながら二人の兄弟を感じていた

(ライナー、ベルトルト、ありがとう・・・!)

610 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 23:46:06 ID:XRne7imc
やがて光がやむとアニのカラータイマーの赤い点滅は止み、更に強い力がアニに宿る

ユミル「これでアニの力も戻ったのか?」

クリスタ「でも、アニもエレンも前と少し感じが違うね」

ミーナ「もちろんパワーアップしたんだよ!」

ユミル「はあ?」

クリスタ「・・・みんなの光をもらって」

ミーナ「バージョンアップしたんだ!・・・すなわちアニv2!」

ユミル「・・・はあ」

クリスタ「・・・二人とも、頑張って!」

モニター越しに移る二人の巨人はダークザギを挟み込むように構えていた

611 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 23:47:00 ID:XRne7imc
その二人の巨人の遙か後方、エネルギーを放出し終えた後爆発し粉々になった

装置の残骸の中に、ベルトルトとライナーは倒れていた

ライナー「・・・ベルトルト・・・生きているか?」

ベルトルト「・・・ああ、なんとか・・・ね」

ライナー「・・・きつかったぜ。体中の全て持って行かれるかと思ったぞ」

ベルトルト「・・・いっただろう、死ぬことになるって」

ライナー「二人がかりでこの様だからな」

ライナーの言葉通り、すでに二人には立ち上がる事すら出来ずにいた

612 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 23:49:44 ID:XRne7imc
ベルトルト「僕たちの光は、アニに届いたかな・・・?」

ライナー「当たり前だろう」

ベルトルト「誰よりも何よりも君だけを守りたいって。そう言ったらアニは怒るかな」

ライナー「怒りはしないさ・・・ま、ヒーローのセリフじゃないかもしれんがな」

そう言ってライナーは笑う

ベルトルト「癪だけどさ・・・ヒーロー役はあいつに任せるよ・・・」

ベルトルトは倒れた姿勢のまま巨人達の方を見る

「勝てよ・・・!」

613 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 23:50:52 ID:XRne7imc
まるでその言葉に押されるようにエレンとアニはダークザギに向かっていく

ダークザギはアニのキックを躱すとエレンを迎え撃ち投げ飛ばす

エレンは受け身をとると回転しながら立ち上がり光弾をダークザギに撃ち込むが

ダークザギはそれを腕を振るって打ち消す。そこにアニのローキックが足を刈った

だが倒れかかりながらも両の握り拳から光弾を放ち二人を迎撃する

二人が体勢を崩したのを見計らって両拳にエネルギーを溜め、超重力光線を放つと

エレンがまだ体制の整わないアニの前に立ち光線を受け止める

その威力の前に押されそうになるのをアニが後ろから支え光線を打ち払った

力を増した二人の巨人をしてそれでもダークザギは強大だった

614 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 23:51:25 ID:XRne7imc
多彩な技の前に押され始めるがそれでも二人は前に出る

何度も倒され、傷つきながら前に進む二人の巨人の姿に

やがて導かれるように民衆が集まり出す

がんばれ・・・!

そんな声が民衆の中から聞こえ始める

クリスタ「・・・これは」

モニターの向こう側に移る民衆の顔を見てクリスタの顔が思わず綻ぶ

ミーナ「・・・みんなが二人を応援している?」

615 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 23:52:11 ID:XRne7imc
「がんばれ!」

「頑張ってくれ!」

「ウルトラマン!!がんばれー!!」

やがてそのうねりは大きくなり、先ほどまでは絶望の淵にあり暴徒と化していた民衆達から歓声が沸き起こる

がんばれ・・・がんばれ・・・!!

その声に押されるように二人のウルトラマンはまた立ち上がる

それを、忌々しそうにダークザギは見下ろす

(何故だ・・何故・・・この闇に閉ざされた世界で・・・)

その問いにエレンが答える

(お前のやっていることは全て無駄だ)

(どんな絶望の中でも、人の心から光が消えさることはない!)

616 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 23:53:08 ID:XRne7imc
ダークザギは憤るように吠えると距離をとり両腕に巨大なエネルギーをためる

それを見た二人も同じように両腕に全てのエネルギーを集める

やがてそのエネルギーが臨界点まで達したとき三者とも腕を交差させ

必殺の光線を放った!!

ダークザギとエレン、アニの放った強大なエネルギーが激しくぶつかり合う

(ぐうう・・・・!!)

(おおおお・・・!!)

互いに譲ることもなくせめぎ合ったがダークザギは光線の出力を更に上げる

(う、うう!!)

更に強まった力に、二人は押され始める

617 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 23:53:49 ID:XRne7imc
(アニ・・・!)

(エレン・・!)

二人はお互いを呼び合い最後の力を振り絞る

(うおおおお!!)

その時、エレンとアニは、仲間達の声を聞く

ジャン「負けんじゃねえ!エレン、アニ!」

ユミル「もう少しだ!いけ!」

サシャ「諦めないでください!」

ライナー「お前達は本当の戦士だ、負けるな!」

618 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 23:54:41 ID:XRne7imc
コニー「そこだぁ!やっちまえ!」

クリスタ「二人とも、頑張って!またおいしい紅茶入れて待ってるから!」

ベルトルト「今こそ、君たちが決めろ!」

ミーナ「二人とも、いっけえええ!!」

その声はどこから聞こえてきたものか、だがその声は何より二人に力を与える

アルミン(さあ、もう少しだ)

ミカサ(エレン・・・アニ・・・行こう!!)

その瞬間、エレンとアニ。二人のウルトラマンが黄金色に輝きだした!

(・・・!!)

ダークザギはその姿に驚きを見せる、が、すぐにまた力を振り絞る

619 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 23:55:54 ID:XRne7imc
更にダークザギの放つ光線は威力を増す。が、二人の放つ黄金の光線は
重なり合い一つになってその輝きを増してゆく

やがてその光は完全に闇を飲み込み、ダークザギに命中する!

(・・・ひかりが・・・)

ダークザギは黄金の光線を受け止めるが、受け止めた所から光が広がってゆく

(・・・ひかり・・・わたしはなぜ・・・ああ生まれなかった・・・)

そんなことを最後に考えながら、ダークザギは光の中に消えていった

主を失った闇の滞留はその動きをやめ、上空を覆っていた黒い雲の隙間から光が漏れ始める

あれからどのくらいの時間が過ぎ去ったのだろう、黒い雲が完全に消え去った後は

どこまでも澄み渡る青い空が広がっていた

620 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 23:56:58 ID:XRne7imc
それと同時に、戦いを見守っていた民衆からひときわ大きな歓声が上がった

人々は喜び合い、互いを抱きしめ合いながらウルトラマンに歓声を送った

それを見ていたウルトラマンの身体から光が溢れその光の中に姿を消した

元の姿に戻った二人の元に、科特隊の隊員達が出迎えた

エレン「・・・みんな」

アニ「・・・ただいま」

その言葉に、ミーナがアニに飛びついてきた

ミーナ「アニ、よかった、よかったよぉ」

抱きついて泣きじゃくるミーナの頭を撫でながらアニはもう一度ただいま、と言った

621 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/29(日) 23:58:15 ID:XRne7imc
ミカサ「エレン・・・」

エレン「ミカサ・・・」

真っ先に抱きついてくるかと思ったミカサは、落ち着いていたよう見えたが
やがてぼろぼろに泣き崩れるとエレンに抱きついて声を上げて泣き始めた

エレン「お、おい!ミカサ!」

アルミン「しばらく、そうさせてあげなよ」

エレン「アルミン・・・お前記憶が」

だがアルミンは首を横に振った

エレン「そうか・・・」

アルミン「でも・・・僕もここにいていいかな・・・」

エレン「当たり前だろ?なにいってんだ」

そう言ってエレンは手を差し出す

622 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/30(月) 00:00:25 ID:1NbX4UDs
アルミン「・・・ありがとう、エレン」

アルミンは微笑みエレンの手を握りしめた

ジャン「ちっ。まあ、今日の所はミカサは譲ってやるか」

コニー「お前まだそんなこと言ってんのかよ」

ベルトルト(僕もアニの所に行きたいんだけどな…)

ライナー「まあいいじゃないか。せっかく俺たちは勝ったんだ」

サシャ「そうですよ、みんなでお祝いしましょう!」

ユミル「ああ、そうだな。派手にやるか!」

クリスタ「よ~し!腕によりをかけておごちそう準備しなくっちゃ」

サシャ「待ってました!」

ユミル「お前は本当にそればっかだな」


どこまでも澄み渡る青い空に、隊員達の笑い声がいつまでも響いていた

623 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/30(月) 00:02:26 ID:1NbX4UDs
ーーーエピローグ

あれから3ヶ月が過ぎようとしていた

結果として、まだ怪獣は時折現れている

ベルトルトの話だと、あの闇の余波でしばらくは怪獣が現れ続けるだろうと言うことだった

街もずいぶんと落ち着きを取り戻し、復興も始まっていた。そんななか・・・

ピクシス「そうか、考えは変わらんか・・・」

キース「はい。旧友との約束ですので」

中央支部の司令官室で、総司令官ピクシスとキースは話していた

624 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/30(月) 00:03:18 ID:1NbX4UDs
ピクシス「科学特捜兵団は解体し、新たな組織を作るか」

キース「巨人の脅威がほぼ消えた今、対怪獣の体制強化の為です」

ピクシス「てっきりお前は中央に戻ってくるものと思っていたがな」

キース「あそこには、まだまだ手のかかるひよっこ共がおりますので」

キースは時計を見ると敬礼し司令室を後にする

ピクシス「なんだ、チェスでも打っていかないのか?」

キース「ええ、今日は我が隊に新たな仲間が加わりますので」

625 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/30(月) 00:04:09 ID:1NbX4UDs
ーーーー
ーーー
ーー

キース「と、言うわけで本日から正式に隊員として加わることになった」

アニ「アニ・レオンハートです。よろしく」

ライナー「知ってるぞー!」

コニー「まあずっとここに出入りしてたから今更だけどな」

サシャ「それって・・・」

ユミル「どっちかっていうとエレンに逢うのがメインで」

ジャン「こっちはおまけだったんだろうけどな」

アニ「・・・・・・・」

クリスタ「もう、みんなぁ!・・・よ、よろしくね、アニ!」

626 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/30(月) 00:05:02 ID:1NbX4UDs
そこに遅れてエレン、ミカサ、アルミンが入ってくる

エレン「すみません!遅くなりました!」

キース「何をしておるか。とっくに始まっておるぞ」

アルミン「すっすみません、今朝からシガンシナ区に行っていたもので」

あれからエレン、ミカサ、アルミンの三人は度々シガンシナ区に帰っていた
アルミンの記憶を取り戻す為だった

アルミンは無理に記憶は取り戻さなくてもいいといったが、
二人は故郷に帰るついでだからと、アルミンをあちらこちらに連れ出していた

627 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/30(月) 00:07:05 ID:1NbX4UDs
ベルトルトは科特隊を離れ、独自に研究組織を作りこの世界に残る謎を解き明かそうと調査を開始し始めている
アニとライナーは科特隊に残るよう進めたが自分にはやりたいことが出来たと固持した為それ以上の説得は諦めた

ミカサ「アニ、いろんな意味で、これからよろしく」

そう言って手を差し出す

アニ「ああ、いろんな意味で、よろしく」

不敵に笑いながらアニはミカサと握手を交わした

エレン「・・・なんか二人が怖いのは気のせいか?」

アルミン「・・・あ、あはは・・・」

ジャン「・・・けっ」

キース「ところでキルシュタイン。新しい部隊名は、決めたのか?」

ジャン「は、はい!それは・・・」

628 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/30(月) 00:08:17 ID:1NbX4UDs
エレン「『ウルトラ警備隊』です!」

ユミル「ほんとにそれにすんのかよ」

サシャ「ええ?かっこいいじゃないですか!」

コニー「なあ」

その時、警報が鳴り響く

クリスタ「怪獣出現!」

キース「よし!かが・・いや、ウルトラ警備隊、出撃!」

「「「了解!」」」


ーーー日々は続いてゆく。それは決して順風な日々ではないだろう

   しかし、彼らがいる限りこの世界が再び闇に覆われることは無い

   この星に、ウルトラマンがいる限りーーーーー


                  ウルトラマンイェーガー  完

629 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/30(月) 00:09:44 ID:1NbX4UDs
これにて完結です。軽いノリで始めたのがまさか3ヶ月もかかるとは思いませんでした
たくさんの誤字脱字や定まらないキャラ(主に口調)と、いろいろ問題点は多かったですがなんとか完結できてよかったです
ここまで見捨てずに読んでくださった方、本当にありがとうございました!
それではまたご縁があったら・・・

630 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/30(月) 00:14:15 ID:bw.3UrMk
面白かったです。また新しい作品を楽しみに待ってます。乙。

631 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/30(月) 00:48:03 ID:YYIjs.Gw
これはガイアとアグルがエレンとアニで敵はネクサスのラスボスだよな。ああ、神々しいノア様にあっけなく殺されたあの黒と赤のやつだよな。

何はともあれ乙

ゼロもだしてほしかった

632 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/30(月) 00:56:54 ID:Rmu.K1T2
乙!
すごくよかった
次回も期待してるよ

633 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/30(月) 04:03:07 ID:Rg0fcwSs
すごく面白かった!
いつか続編を書いて欲しい

あと、個人的にこのSSのミカサとアニの関係がすごく好み

とにかく乙でした!







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